【仮説】『人間は4つのタイプに分けられる』? ①「人に興味がある」②「モノに興味がある」③‥、④‥
「人間は4つのパターンに分けられる?」と以前から、何となく考えていました。
うそうそ、4つに分けられるはずがありません。
血液型占いでもあるまいし。
でも、1つの考え方として話のネタ程度に聞いてもらえれば。短文です。
①「人に興味がある」タイプ
人として健全な気がします。人間が好きな人もいますね。
この①には、悪い意味で人に興味がある人も含みます。
「あいつと比べてどうか?」「あいつが〇〇したから、俺も〇〇しないと」みたいな人です。人が好きなわけではない。ただ人の動向が気になって仕方がない人。
こうした不安や小心さからくる「他人への興味を持つ人」も含みます。
②「ものに興味がある」タイプ
おたくなタイプ、コレクターはここです。
芸術・芸道を極めるタイプ、研究職もここかもしれません。
この「もの」の部分は、おきかえ可能です、「お金」でも「知識」でも「動物」でも。
「人より物に関心がある」というタイプ。
③「人にも物にも興味がある」タイプ
これは最強。人にもモノにも関心をもててうらやましい限り。
④「人にも物にも興味がない」タイプ
「なんにも興味がない」。「無関心」っていう人もいます。
私は大人になってからは②なのですが、「人への興味がない」「関心が薄い」というのは、人間社会では致命的に不利だなぁと思っています。
ただし、一部の人にはすごく興味がある。
③になりたいところだけど難しそう。
人への関心が薄いのはもうしょうがないにしても、もう少し広い心をもって、せめて博愛の気持ちを持って人に接っしなければ、と思うのです。
というわけで、「あっ、私このタイプだ!」と思って下さる人がいれば幸い。
以上、『人間は4つのタイプに分けられる』でした!ではまた!
『角度について私が知っている2、3の事柄~いろいろな角度』①【安息角】【キャンバー角】【口角・顔面角】【ハイレグ角】【ダム式万歳】【電柱の支線角】【お辞儀角】
「角度」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?私たちが目にする角度には意味があったり、効果を発揮する最適な角度があったり、名前がついていたりします。今回は、気になる様々な角度を取り上げました。
- ①「安息角」
- ②「キャンバー(canbar)角」
- ③「口角」「顔面角」
- ④「ハイレグ角」「V字ネック」
- ⑤「ダム式万歳」135度
- ⑥「電柱の支線・支柱の角度」(基本的に)25度・35度・45度
- ⑦「お辞儀」15度~45度
- 最後に
①「安息角」
上から砂などを落として、崩れずに自然と止まっている角度のことで(工学用語)、一般的に35度位をさします。
安息角 Captain Spriteさん /Link
アリジゴクの巣 Link
砂漠の砂山、工事現場、アリジゴクの観察などにも使える、絶妙バランスの角度です。
②「キャンバー(canbar)角」
タイヤの倒れ角のことで、外側に倒すのが「+(ポジティブ)キャンバー」、内側に倒すのが「ー(ネガティブ)キャンバー」です。たまに、鬼ネガキャンと呼ばれるヤン車を見かけることがありますが、-20度近い?タイヤに目がくぎ付けになったりします(走りにくそう!)。ちなみに、一般車でも「ー」を1度ほどとってたりします。
また、車いす競技(バスケ、テニス‥)のタイヤを倒した、いかにも制動力がありそうな車いすも思い浮かびます。これら競技用車イスのキャンバー角は-14度~-20度で、角度をとることで小回りがきき、コーナーが曲がりやすく、横方向が安定します。
(逆に角度の取りすぎは、タイヤが摩耗したり、操作が重くなったりします)。
③「口角」「顔面角」
「口角」、上げれば印象がよくなります。何度くらいなのでしょうか?
アノニマスさんで測ってみました(口の中心から口の端の角度でいいのかな?)
イケメン「アノニマス」さんたち Vincent Diamante - originally posted to Flickr as Anonymous at Scientology in Los Angeles, CC 表示-継承 2.0, Link
分度器をあててみると、25度位でした。
アルカイックスマイル Ricardo André Frantz (User:Tetraktys), /Link
BC570年頃の彫像の微笑も同じく20度位でした。がんばって20度上げをめざすかな?
「顔面角」の方は知らなかったのですが、口の突き出し度合を表していて、ペトルス・カンパー(1722-89)というオランダ人医学者によって提唱されたものということでした。
横から見て眉間ー前歯辺りのラインと、耳の穴ー鼻の下ラインが交差する角度らしく、例えばゴリラは55度、日本人は85度など、角度が小さいほどあごが出ているということになります。
④「ハイレグ角」「V字ネック」
ハイレグ Don Le , /Link
「ハイレグ角」なんていう名称はもちろんなく、角度も定まってはいないでしょう。でも気になります、いったいどれ位なのでしょうか‥?画像などをみると30度以上?(いくらでも細くはできそうだけど‥。)
Tシャツなどの「Vネック」 。これも気になって、自分のTシャツを測ってみると、90度でした。こちらもいくらでも狭くできそう(逆に広くとれば、開放的な雰囲気・気持ちに?角度を変えることで、気分も変わるものなんですね)。
⑤「ダム式万歳」135度
4月に放送された『タモリ倶楽部』で「ダム式万歳」というものを紹介していて、「ダムが岩盤に食い込む角度が135度だから、その角度に足を開きバンザイをする」という説明をしていました。このダムが岩盤に食い込むがいまいちぴんとこなくて、誰かに説明してもらいたくて悶々としています。
135度はどこにあてはまるのでしょうか?(ダムが安定する角度が135度という話ですが‥。)
⑥「電柱の支線・支柱の角度」(基本的に)25度・35度・45度
写真の電柱の右側に入ってる線が「支線」です。電柱が倒れないように引っ張っています。この支線のもっとも安定する角度(赤)は45度ですが、支線・支柱を入れる場所をとれないことも多く、25度・35度という狭い角度で入っていることも多いものです。
綺麗に45度でスパーンと入っているのをみると、ちょっと嬉しく感じます。
⑦「お辞儀」15度~45度
マナーで目にするお辞儀角 Asanagi /Link
45度ですらキツイのに、昔の直角90度のお辞儀はいったい?しかも何だか異様である!
最後に
‥ということで、色々な角度を見てきました。私ごとですが、以前の職場は三角関数を多用する職場で、あまり理解しないままに仕事をしていました(理解しなくともフォーマットや公式があるのでできることはできる)。
三角関数や角度が、自分の仕事に関係するなんて、学生の時は思いもしませんでした。建築や測量・設計の分野以外にもまだ出くわすことがあるのでしょうが、「気になる角度」をこれからも探していきたい、と思っています。
‥というわけで、『角度について私が知っている2、3の事柄~いろいろな角度』①でした!以上です、ではまた!*1
*1:門外漢な私が色々な角度を取り上げました。間違い・不正確などあるかと思います。ご存じでしたら、教えて頂けると幸いです。
カニの形をした博物館でカニを見る「越前がにミュージアム」(福井県丹生郡越前町)
前回ブログの続き、「剣神社」から日本海に出て、「越前がにミュージアム」というカニの博物館に行ってきました。
[http://:title]
「越前がにミュージアム」(福井県丹生郡越前町)
越前町といえば、越前ガニと水仙が有名ですが、今回は時期が合いません。
(越前ガニの旬は12-2月。越前水仙の見ごろは12-1月)
蟹が食べれないのは残念ですが、生きている越前ガニをみるのも面白そう。
また、2016年にリニューアルしたというのも気になります。
正直、以前、訪れた際の展示の記憶がなく、違いが分からないのは悲しい話。
建物は3階建て、エレベーターで3階に上がり、上から順次みていくスタイル。
階段を降りながら、下を覗くと、
うっ、ジオラマが怖ろしすぎる。
まるで「黄泉の国」?とてもそちらの国には行けそうにない。
(私が好きな海は海の上で、下の蟹のすんでる海底はあまり好きじゃなかったのかと痛感)
越前ガニは、水深200-300mほどの海底にいるのだそうです。
展示では、「越前ガニ」も「ズワイガニ」も「松葉ガニ」も実は同じで、獲れる場所で呼び名が違う、などの説明を読むことができます。
「越前がにミュージアム」
【営業時間】9時-17時 【定休日】火曜 【入場料】500円
越前ガニの生態、漁業、歴史。水槽で生の「カニ」の観察も。
「絵画水族館」(自分の描いたスケッチがバーチャル水槽で泳ぐ)や海の生き物にさわれたり、こどもも一緒に楽しめる施設。
また「越前がにミュージアム」は「道の駅 越前」の中にあり、中は、観光案内所、お土産屋さん、レストラン、露天風呂・温水プール・スパなどがある複合施設となっています。
ということで、今回足早に「越前がにミュージアム」をみて回りました。
次回は冬の景色の激変した越前町に行ってみたいなぁと思いつつ、『カニの形をした博物館でカニを見る』でした!以上です。ではまた!
下記では、福井のお土産について書いています。
織田家発祥の地「剣つるぎ神社」(福井県・越前町織田おた)
福井県丹生郡越前町織田にある「剣つるぎ神社」に行ってきました。ここは、織田信長のご先祖が住んでいた場所で、地名もズバリ「織田」*1。
ただし、おたと濁らず発音するのだそうです。
[http://:title]
越前国二の宮「剣神社」(越前独特の「織田造り」が珍しい)
織田氏は、もともと織田荘の荘官で剣神社の神官という家柄だったそうです。
応永年間(1394-1427)に「常昌」*2という人物が、斯波氏(当時の越前守護)にスカウトされ、家臣に。
そして尾張に派遣され、住みついたのが尾張・織田家の始まりといいます。*3
見たかったものの1つがこの本殿で、「織田造り」という独特の屋根をもっています。正面の千鳥破風のすぐ下に唐破風がつくクセのあるかたちをしています。
拝殿に隠れているため、これ以上見ることができず。
「織田造り」は越前独特の形式だそうで、一番有名なのが、「織田」の近くにある大滝神社のそれです(今回行けなかった)。
すごいです、コレ。後ろの本殿、手前の拝殿の2つが合体し、屋根も「千鳥破風ー唐破風ー千鳥破風ー唐破風」という1つの屋根になっていて、なにかの生き物のよう。
本殿の北側には織田文化歴史館があり、「織田の歴史」の展示を見ることができます。
「織田」のお土産
①「剣神社」の御朱印
②織田文化歴史館のパンフ
このパンフ以外にも、企画展のパンフや各種出版物があり、サイトから買うこともできます。
織田の「越前瓦」
福井に行くとサンルーム・テラス*4のある家や、ガラス覆いの神社やお家などをよく見かけます。
年間降水量が多く、曇りや雪の日が多いので、こうした形になるようですが、珍しいので1軒1軒見てしまいます。
今回、「織田」に行った際、目についたのはこちら。
1階と2階の間に、ふち飾りのように「装飾瓦」を入れています。豪華なものは竜とか鯉とか彫刻が入ります。
ものは越前瓦で、魔除けや縁起物の鬼瓦的なものらしいですが、この飾りをもつお家が「織田」に多くて、ちょっとびっくりしました。
多かったのは、彫刻より簡素な赤の装飾瓦を入れているお家(「七宝つなぎ」のデザインなどよく見かけました)。
これとても面白かったです。最初はぼんやり見てたのですが、「あれ?この家も?この家も?」と驚きました。こういう、地区の風習みたいなのいいなと思います。
被写体にうってつけのいい素材でした(写真集があったら買いたいくらい)。
ということで、『織田家発祥の地・剣神社へいってきました』でした!、以上です、ではまた!
下記は、続きのブログになります。
『半沢直樹』のドラマのロケ地・学士会館【大和田先生、土下座の地に泊まろう!】
「半沢直樹」、毎週盛り上がっています。
「東京中央銀行」の役員会議が行われる、あの大きな部屋。また大和田、半沢が会話をしていた「東京中央銀行」の廊下のシーン。
一見敷居の高い(?)「学士会館」ですが、意外と安く気軽に泊まることができます。以前泊まった時の写真をあげて、少し紹介しています。
[http://:title]
「学士会館」とは
◯ もともと、旧帝大出身者の親睦のための施設
最近まで一般の利用はできなかった。
◯ 建物は、旧館と新館がある。
◯ 旧館は4階建て。昭和3(1928)年の建築で、ネオ・ロマネスク様式。設計は高橋貞太郎。*1
◯ 内装・家具は、創建時からほぼ変わらない(らしい)。
◯ 新館は5階建。昭和12年、旧館の後方に増築された。
◯ 2013(平成15)、国の登録有形文化財指定。
◯ 学士会館のサイト:https://www.gakushikaikan.co.jp/
◯ グーグルのストリートビューで、会館内部をじっくり探検することができます。
『半沢直樹』の役員会議や大和田先生土下座の「2階・201号室」は、下記URLから臨場感たっぷりに見ることができます。
https://www.gakushikaikan.co.jp/panorama/
「東京中央銀行」の役員会議や大和田が土下座した場所はこの部屋で、GHQ占領時代はダンスホールに使われていたそうです。
最後に
ということで、数年前の「学士会館」の様子を載せました。
数年前はブログにあげることを考えていなかったため、簡素な客室内を撮らず、宴会場の写真も撮れてなく、画像も粗い、と申し訳なく思っています。
「学士会館」の面白いところは、ふつうのホテルと凝ってる部分が違うところ(書庫とかロビーとか、談話室とか豪華なエントランスとか)。
建物のあちこちに昭和のデザインがあり、今とは違うもので見飽きないところです。
料金はシングル11000円。学士会会員は9020円。ツインなどのお部屋もあります。サイトでも確認してみてください。
「カゴの館」に住む私(どんどん増える籠と新たに買ったベトナム竹籠バッグ)
突然ですが、’かご’は好きでしょうか?
夏になると、籠バッグが流行ったり、また部屋のインテリアとしての籠もお洒落だなーと思っています。
籠が好きな人、きっといると思うのですが、私も籠が好きでどんどん増えて、もはや’かご館の住人’状態。
今回は、最近買ったベトナム製の竹籠バッグとそのほかの’籠’を載せたいと思います。
- ①「竹カゴ」【ベトナム製】
- ②「花六つ目編み 竹かご手提バッグ」【大分別府竹細工】
- ③ 「籐とうの枕」
- ④ 丈夫な「山ぶどう籠 花編みポシェット」【中国産】
- ⑤ 「やまぶどう」と「山桜」のコラボかご
- ⑥ 湿気に強く丈夫で軽い。つるっとした「アタバッグ」【バリ島】
- ⑦ おなじみ「麦わら(ストロー)バッグ」
- ⑧ ペーパー素材のバッグ
- ⑨ 「メルカドバッグ」【メキシコ】
- ⑩ 「クラフトテープのかごバッグ」
- ⑪ その他素材
- 最後に
①「竹カゴ」【ベトナム製】
これは昨年、京都の竹専門店で見かけ、その後ネットで購入したもの。
ベトナム製の竹カゴバッグで、細い竹で繊細に編んであり、重さを感じないくらいに軽い。
とても愛らしいのですが、小さいので量が入らず、重いものも無理そう。また日焼けすると、綺麗な色が飛びそうで、使い勝手はよくない。
しかし、竹って、素材としてほんと1番いい気がします。軽くて丈夫、湿気に強く、ツヤがあって美しい。文句のつけようがないイイ素材です。
②「花六つ目編み 竹かご手提バッグ」【大分別府竹細工】
竹つながりで、こちらは大分・別府の伝統工芸品の竹細工。
丈夫・上質な竹で編んであり、見た目も華やか、かなり高級感がある竹かごバッグです。
③ 「籐とうの枕」
竹に迫る丈夫な素材といえば、たぶん「籐=ラタン」(フジと読みそうになる)。
「その繊維、植物中、最長にして最強」と言われるくらい、めちゃくちゃ丈夫で、人を殴りつけれるくらいに丈夫なシロモノです。
その分、しなやかさにかけるので、家にある籐のバッグは、雑誌入れになっています。籐は「籐家具」など、家具向きかな?とも思う。
④ 丈夫な「山ぶどう籠 花編みポシェット」【中国産】
「山ぶどう」も(籠の)繊維界ではトップクラスの強靭さ。
「その繊維は車をひっぱる」と言われ、親子3代に渡って使えるシロモノという話(実際に親子3代モノを見たことはないけど)。
山ぶどうは、強いだけでなくどこかしっとりとしていて、その辺りも魅力的な素材です。
⑤ 「やまぶどう」と「山桜」のコラボかご
桜の木をつかう「樺細工」という工芸品がありますが、「樺細工」の良さは色合いとツヤ。暗い樹皮の中に赤色が宝石みたいにキラリと光る妖しさが魅力。
また、桜の樹皮もどこかしっとりとしています。
⑥ 湿気に強く丈夫で軽い。つるっとした「アタバッグ」【バリ島】
「アタ」というシダ科の植物を使って編み、3日程ココナッツで燻蒸してできる「アタバッグ」。
この燻蒸で防虫・防カビ効果が得られ、ココナッツの油をまとうため、アタ独特のアメ色のツヤが出るのだとか。
キャッチコピーは「100年使える丈夫なバッグ」。
確かに軽くて使いやすく、お着物にも合ったりの面白いバッグ。
⑦ おなじみ「麦わら(ストロー)バッグ」
安価で、ほどよくくたびれてくる「庶民派」?
「麦稈真田ばっかんさなだ」ってなんのことだろう?と思っていたのですが、さいきん「麦わら」と解りました。
手触りがガリガリと痛かったため、油を少しつけたら、カビを生やしてしまった!
⑧ ペーパー素材のバッグ
ここ数年でよく見かけるようになったペーパー素材。軽くて安くて可愛いデザイン。そこそこ丈夫といいこと尽くめ。
私のもっているのはギシギシとした手触りで、財布など重いものを入れるとサークルがだらしない形に。
そして、流行りすぎて何だか恥ずかしい気も(一時期、サークルバッグ被りが多かった。)。
⑨ 「メルカドバッグ」【メキシコ】
メルカドは、リサイクルされたプラスチック製の紐を使ったメキシコの買い物バッグ。
メルカドも何年も前から流行っていて、もっとシックな大人なデザインも目にしますがこれは可愛いタイプ。
カラフルで軽くて丈夫。もう半永久的に使えそうなメルカド。
これは、南米のインコみたいなカラフルさで可愛いのですが、物入れ用の籠になっています。
⑩ 「クラフトテープのかごバッグ」
「クラフトのかご」をもっている人もけっこうみます。自分の好きなデザインを作れて、ハンドメイド派にはうれしい素材。
「持ち手の付け根の部分が弱いから、あまり重いものを入れない方がいいよ」と言われ、これも家で「お菓子入れ」になっています。
⑪ その他素材
最後に
まだまだありますが、主なものを紹介したということで、そろそろ終わりにしようと思います。
これ以外に、部屋で小物入れに使うかごやザル類まで含めるといったい、どれ位の数があるのか、まさに‘かご館の住人’。
籠の良さは、色々な素材の面白さ。幾何学紋のように連続する網目。そして、素朴なところ。
一時期、「ブランドバッグが欲しいかな?」とふわっと思ったこともあるのですが、似合わないブランドバッグよりもやはり愛きょうのある籠バッグ!
手は2本しかないので、あまり増やさないようにしようと思いつつ、以上、『カゴの館』でした!ではまた。
「可愛いお守り集めました!」(奈良編)【東大寺のセミ】【唐招提寺】【長谷寺観音】【大神神社の勾玉】【天河神社】【吉野】など
「可愛いお守り集めました!」の奈良編です。
奈良は住んだこともある土地で、そのせいで収集が古かったり、おろそかになっているところもありますが、ゆるい目で見ていただけたら嬉しい奈良編です。
では、奈良らしく「東大寺」から。
- ①『心願成就お守り(セミ型根付)』【東大寺】
- ②「推古鈴」と「鈴守」【唐招提寺】(奈良市五条町)
- ③「結縁の五色線」【長谷寺】(桜井市)
- ④「子持勾玉守」【大神おおみわ神社】(桜井市)
- ⑤「五十鈴守り」【天河神社】(吉野郡天川村)
- ⑥「神鏡」【金峯山寺きんぷせんじ】(吉野郡吉野町)
- ⑦「乾坤通宝のお守り」【吉水よしみず神社】(吉野郡吉野町)
- 最後に
①『心願成就お守り(セミ型根付)』【東大寺】
東大寺では各種のお守りが売られていますが、この「蝉型の鏁子さす」(=錠の一部)は、さすが官営の大寺・東大寺と思う、珍しいお守りです。
モチーフは、大仏殿の須弥壇しゅみだん*1の下から発見された鎮壇具ちんだんぐです。*2
土中から現れるセミは、「再生」の象徴で、縁起物とするのは中国に由来しています。
この「セミ」も中国ぽいデザインで、8世紀の東大寺建立時の雰囲気が感じられる、珍しいお守りです。
②「推古鈴」と「鈴守」【唐招提寺】(奈良市五条町)
唐招提寺で頂ける、2つの鈴のお守り。両方ともとてもいい音色がします。
涙型の推古鈴は、彫金に金箔をはった工芸品で、ペンダントトップにするのもおすすめです(直径約2.5cm)。
音色は「チリリリ‥」と高い音がします(手作りで1コ1コ音が違うのだとか)。
ただ、頂いた時は金色でした!(だいぶあれからたったんだなぁと思うわけですが。)
もう1つの「鈴守」。唐招提寺の千手観音の持物の鈴に由来するのだそうです(形も模しているのかな?)。
コレ、本当にいい音がします。風鈴のような、優しいリーンという音色。
レジで、財布につけたこの鈴が「リーン」と鳴って、「いい音しますね!」と何度かいわれたことがあります。私の持っている鈴の中では間違いなく1番いい音色の鈴。
③「結縁の五色線」【長谷寺】(桜井市)
本尊「11面観音」の特別拝観の際、頂けるブレスレット状のお守り。
春・秋の特別拝観では、観音様の足元にさわって参拝することができるのですが、「観音様にお参りして結縁けちえんしてきたよ!」という証しに左の手につけてもらえます。
美しい長谷の観音様と「五色の糸」を通してつながっていると想像するだけで、嬉しいものです。デザインも色使いもとても美しいお守り。
④「子持勾玉守」【大神おおみわ神社】(桜井市)
まが玉のお守りは時々みますが、「子持勾玉」のお守りって珍しい。
三輪山山麓の禁足地から出土した子持勾玉を模したものということで、本物の出土品は大神神社の「宝物収蔵庫」で見ることができます。
⑤「五十鈴守り」【天河神社】(吉野郡天川村)
円の鈴が3つくっついた面白い形をしています。
「三環鈴さんかんれい」という大陸・朝鮮半島由来の鈴で、古墳の埋葬品としての出土があるのですが、天河神社では社宝として大切にされています。*3
5世紀頃だけにみられる限定品だそうで、やはり朝鮮の馬具だろうか、と思います。
実用的な形をしていますもんね。
また、内田康夫『天河伝説殺人事件』の中では、このお守りが小道具として使われました。
⑥「神鏡」【金峯山寺きんぷせんじ】(吉野郡吉野町)
まず驚くのはそのずっしりとした重量感。
重さは70g(!)あり、約6cm×4.8cmほどのサイズで中国風の外観。
由来を読むと、この鏡は西王母(せいおうぼ・中国の女神)が使う鏡の工人が伝えたもので、鏡にある5つの不思議なモチーフは、中国の5つの霊山を表しているのだそうです。*4
ということで、5つの霊山を常に手中にするかたちとなり、スゴイ魔除けであるというもの。道教や修験道の世界を感じられる大変インパクトのあるお守りです。
⑦「乾坤通宝のお守り」【吉水よしみず神社】(吉野郡吉野町)
吉水神社は⑥の「金峯山寺」の近くにある、南朝の後醍醐天皇を祀る神社です。
ここでも少し珍しいお守りが授与されています。それがこの貨幣。
「ケンコン(乾坤)通宝」?なんでしょそれは?ですが、「建武の新政(1333)」で後醍醐天皇が発行を決めたものの結局頓挫した、という幻の貨幣のようです(鋳造はされなかったらしい)。
「乾坤一擲」という好ましい熟語もあるし、なかなかいいネーミング。
最後に
というわけで、奈良のお守りをいくつかみてきました。
奈良は歴史が深い分、お守りにもそれが反映されていて、本当に珍しいお守りが多いな、というのが感想です。
たった1つの「お守り」から、どんどん歴史の事象がつながっていくのも何気にスゴイ。
また機会を作って行きたいなと思つつ、以上、『可愛いお守り集めました!』の奈良編でした!ではまた!
「伝説の怪獣」のうつわ【うつつ窯】 ゆるい怪獣(葉っぱ人間?ぶたアザラシ?しましまのテン?)にときめく
先日、うつつ窯の「伝説の怪獣」という食器を買いました。怪獣という通り、「アマビエ」みたいな摩訶不思議な怪じゅうたちが描きこまれた、空想を刺激する可愛い器です。
[http://:title]
どこか中世ぽい「伝説の怪獣」という食器
アマゾンから届いたので、さっそく開けてみます。
おっと、相変わらず不思議な器(実は以前見たことがある)。
奇妙なモチーフ、まるで「お伽の国」みたいな世界観です。
描かれている怪獣(?)は、いったい何者?葉っぱ人間?ぶたアザラシ?しましまのテン?
植物も本当にあるのかな?いろいろと融合した感じの草木だし。
実はこのデザインのモチーフは、約200年前のフランスの更紗*1ということでした。
モチーフになったその更紗をぜひ見てみたいものです!怪獣もちゃんといるのかな?
少しくすんだ古風な色使いも落ちつきがあって和みます。古九谷カラーが入ってる?
以前に見た怪しいおもしろいイメージのままでした。使い勝手のよい形なので、どんどん使おうと思っています。
「うつつ窯」は、稲積佳谷いなづみかこくさんという方の工房で、金沢市折谷町おりたにまちに窯があります。*2
◯ お皿は、サイトの中の「オンラインショップ」、楽天・アマゾン等で買うことができる
◯ 「伝説の怪獣」はシリーズもので、私の買ったのは「小鉢」(直径約16cm)で他にはマグカップやお皿などのラインナップがある。
というわけで、以上、『伝説の怪獣』のうつわでした!ではまた!
なぜ傍線を右側に引くのか?【左傍線の方がしっくりくるのは私だけ?】
本やプリントに傍線を引くことってありますね。
縦書きの場合、右に傍線を引く人がほとんどかと思います。左に傍線を引く私は、最近まであまり気にかけていませんでした。
しかし、図書館本の書きこみをじっくりみると、世の中、圧倒的に右傍線派ばかりということに少し衝撃を受けています。
①そもそも日本は右傍線が主流
本に印刷された傍線は右側、これは昔からの慣例のようです。今さら、右に左にバラバラに傍線をつけては統一感がなくなるので、これはいたし方ない。
しかし、個人の書きこみまでも右傍線ということは正直、解せないのです。
私のように定規でラインを引く場合、右傍線では定規に文章が隠されてしまう。
引いた後も左傍線であれば、次に来る文章も自然と目に入り、つながりがいいと思うのですが。
②もしかすると、定規派も少数派?
定規で引く美しい直線がすきです。でも、もしかするとそれも少数派なのかもしれません。
というのは、図書館の本や中古本の書きこみをみると、フリーハンドで引かれた傍線ばかりだからです。
そもそも、図書館の本に書きこみをするのもNGだし、その上フワフワとした曲線傍線までひかれた日にはさらにムッとするわけです。
まっすぐじゃないラインに対する怒り?
少し話がずれましたが定規を使わなければ、ペンは(大体)右手に持つし、「右側に引くんだわね」という話になってきそう(?)です。
③左側に安心感を感じるのは女性が多い?
そう、そうなのです!それもあるのです。左側に安心感を覚えるのです!
傍線も左側にあると大変落ちつきます。漢文の訓読文の返り点(レ点、一、二など)も左にあってこそ。右にあったら大変読みづらい気がします。
左側には安心感を感じるのは女性が多いは、はっきりとしたデーターを示せればよかったのですが探しきれませんでした(申し訳ない)。
夫婦・恋人の2人連れで車に乗ったり、歩いたりする場合、女性が左、男性が右の位置に来ることが多いせいもある?
④「左まわりの法則」
また人間の行動として「左まわりの法則」というものがあり、スーパーなどのお店で応用されていることも今回初めて知りました。
入店から、お店の中を左回りにぐるりと回ってレジに行きつく形で、これだと右手で品物を取り、左手にカゴというスタイルで動作もスムーズ。ストレスも少なそうです。*1
またその反対に、お化け屋敷などをわざと「右まわり」コースで作るのは、居心地の悪さをなんとなく感じるのを利用しているのだとか。*2
右利きの安心スタイルは、やはり右手を開け、左は守りにしておく形。これを反対にされるとバランスが悪く、何となく落ち着かないというのはあるかも。
右側は利き手で変化や対応を迫られ、常に緊張を強いらていれる。
その反対側の左手は「静」で、変化が少ないことも安心感につながっているのかもしれません。
最後に
また、同じ漢字圏の中国では左傍線を引くことが多いのだそうです。
それを聞いて、少し中国の人に親近感を覚えるのと、「左傍線仲間」を探してみたいなぁと思ったりしました。
また、「図書館本への書きこみ」を調べた際、以下の本を見つけました。
「なぜ書きこむのか?」も興味があるテーマなので、これもまた読んでみようと考えています。
ということで、『なぜ傍線を右側に引くのか?』でした!以上です、ではまた!
日本刀の鍔のお菓子・関名物「関の孫六の煎餅」【孫六煎餅本舗】(岐阜県関市)
前回のブログからの帰り道、関せき市(岐阜県)で途中下車し、少しだけ観光しました。
関市は、「関鍛冶」からの刃物の町です。
その関鍛冶とゆかりの深い「春日神社」に参拝し、「孫六煎餅本舗」さんの刀の鍔の形をしたお菓子を買ってきました。
[http://:title]
市域を見ると、すごいV字型です(真ん中に挟まれているのは美濃市)。
端と端の遠い、すごい形です。
さて、この日は火曜日で行きたい場所の多くが定休日。
「フェザーミュージアム」(カミソリ等刃物の博物館)、「関鍛冶伝承館」「濃州関所茶屋」などに行きたかったけれど、残念。
最初に、関鍛冶発祥の地という「春日神社」にお詣りします。
鎌倉時代、大和の鍛冶がこの辺りに住みつき、奈良の春日大社を勧請してお祀りしたのがこの春日神社ということでした。
その春日神社横にあるのが「関鍛冶伝承館」で、名工として有名な「関孫六せきのまごろく」*1や同じく関鍛冶の「和泉守兼定いずみのかみかねさだ」*2の説明なんかがあるのかなと思うのですが、それはまた次回来た時に確かめよう。
お守りを見ていると、刀の鍔のようなものも。これも授与品?
ということで、目的の「孫六煎餅本舗」さんに向かいます。
関孫六にちなんだ、鍔の形をした瓦せんべいが売られているそうなので、それは是非とも手に入れたいところ。
お店は町中ですぐに分かり、10枚入りの箱を買いました。
瓦せんべい、とっても美味しかったです。しかし、この瓦せんべいのこのかたち。
モデルになった「孫六」の刀の鍔などは実在するのかな?という新たな疑問も。
ということで、『日本刀の鍔のお菓子・関の孫六の煎餅』でした!以上です、ではまた!
下記ブログは、「孫六煎餅本舗」さんや可愛いお菓子箱を紹介した記事です。