物欲子(ぶつよくこ)のブログ

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『隕石』ペンダントを買う。真贋は分からないけれどそれもまたよし。【売られている隕石アクセサリー】【ギベオン隕石・パラサイト隕石】

先回ブログで、『隕石』の落ちた場所を訪れました。そうしたこともあり、隕石が欲しくなり、ペンダントを買ってみました。隕石って黒っぽい鉄の塊りのイメージがあったのですが、探すうちに色々と種類があることも分かりました。

butuyokuko.hatenablog.com

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Gerd AltmannによるPixabayからの画像 

 色々な隕石がある。見た目にも個性がある

①『鉄隕石』

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H. Raab (User:Vesta) - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link

隕石というと上の写真のような鉄の塊のイメージがありました。「鉄隕石」と言うのだそうです、隕石ぽくてこれはこれで面白いものです。

 また、知人が持っていて「隕石だよ」と教えてくれた、緑色のペンダントのことを思いだしました。

②緑色の天然ガラス『モルダバイト

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            『モルダバイト』 

H. Raab (User:Vesta) - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link

モルダバイト』は隕石本体ではなく、隕石によってできた天然ガラスなのだそうです。隕石が落ちた際、地表の物質高温により溶け生成された物質ということで、チェコモルダウ川流域で採れることから『モルダバイト』と呼ばれます。*1

綺麗な緑色のガラスは、確かにアクセサリーにうってつけです。

 

③宇宙ぽい『ギベオン隕石』(鉄隕石)

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H. Raab (User:Vesta) - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link

ニッケルなどを含む 鉄隕石で、表面に「ウィドマン シュッテンテン構造*2という格子状の模様を持っています。鉄とニッケルが超高温で溶け、超長時間かけて冷却する際に、2つの物質の冷却速度の違いが模様になるのだそうです。

「ギベオン隕石」はナンビアに落ちた鉄隕石ですが(隕石の分類名ではない。)、「ギベオン」と言えばこの格子状のデザインが出た石が売られています。

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「ウィドマン シュッテンテン構造」 Aram Dulyan (User:Aramgutang) - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link

見ためが宇宙ぽいというかSFぽい石で、ロレックスの文字盤はこの「ギベオン」を使用するものも(デイトナなど)。

 

④色目の美しい『パラサイト隕石』(石鉄隕石

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Oliver Schwarzbach (Meteoritenfreund) - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link

石と鉄が混じった「石鉄せきてつ隕石」という種類です。

石部分に「かんらん石」*3を含んだものです。本来、鉄と石が混じり合うこと自体無い気がしますが、「低重力の中で生成される」という説明でした。『パラサイト』は、テリーヌのようなステンドグラスのような不思議なみための美しい隕石です。*4

 

調べると隕石は、鉄隕石、石鉄隕石石質隕石の大きく3つに分類され、さらにそこから細分化されるということが分かりました。地味な見た目のもあれば、 「ギベオン」「パラサイト」のような個性的な見た目の隕石もあるということで、気になったこの2つを買ってみることにします。

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隕石落下の様子(ロシア2013)

Nikita Plekhanov - http://gallery.ru/watch?ph=z6Q-ewl8g, CC 表示-継承 3.0, Link

隕石アクセサリーを買う問題点

 

どこで買うか迷いました。本当は信用できる石のお店などに出向いて買うのがいいと思います(専門店の東京サイエンスさんなどでも取り扱いがあり、そういうところだと確実だと思います)。

また、ネットでも買えますが、値段もピンキリで写真数枚では「分からない」というのが本当のところ。

「鑑定書」がつくわけでもないし(20万するようなものにはついてたり)、「ニセ物」もあるといいます。そもそも隕石かどうかの判断は専門家でないと難しい、と書かれていました。真でも贋でも勉強くらいの気持ちで、ネットで写真とお店の評判を頼りに買ってみることにしました。

 

購入①『ギベオン隕石のペンダント』

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綺麗すぎて驚くギベオン

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縦3.6cm×横2.6cm

「ウィドマン シュッテンテン」があまりに綺麗に出すぎていて、「本当に本物なのだろうか‥?と動揺を覚えるほどです。

綺麗な「ウィドマン」を出すためには少し研磨して酸につけ、最後に錆止めのコーティングをするのだそうです。アクセサリーにした「ギベオン隕石」はこうした処理がされるので綺麗にピカピカと光っています。

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裏面には「メテオライト」(隕石)の文字

 

購入②『パラサイト隕石のペンダント』

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日に当てると真ん中に緑色が浮かぶ

こちらは商品が届いた時、微妙な感じでした。ネットの写真と違い、黒くて地味。

「まるで亀の甲羅の破片でも浮かんでるみたい‥(少し気味が悪い)」などと思ってしまいました。写真は強い光をあてているので色目も分かりますが、普通につけてたら黒い点々ペンダントです。

「パラサイトって難しい!」と思いました。値段に差があるのも納得です。緑のペリドットがたくさん浮かぶ万華鏡のように綺麗なものもきっとあるはずです。

(「パラサイト」の値段がピンキリなのは、模様の出方も考慮されているのでしょう)

そして見た目の美しさに加えて、「パラサイト」はとても稀少なのだそうです。そもそも「石鉄隕石」自体の数が少なく、「パラサイト隕石」は隕石中の数%(それもかなり低めの)なのだとか。

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直径2.5cm

 最後に(大きな「ナンタン隕石」)

 

色々と疑念や文句を書きましたが、せっかく縁があって来てくれた最初の隕石を大いに楽しもうと思っています。

真贋はもちろん気になるところですが‥、誰でもできる(?)「隕石」の見分け方があります。それは持ってみると異常に重いというもの(でも、アクセサリーの場合、ペラペラにスライスしてたりするので重さがよく分らないのです・悲)

 

興味のある方は、科学館や博物館に「隕石」の展示があるので、そうした展示をとっかかりにするといいかもしれません。私も突然ひらめいて「隕石ペンダント」を買ったわけではなく、生命いのちの海科学館蒲郡市)で大きな「ナンタン隕石*5をさわらせてもらい、「隕石って面白い!」と思ったのが始まりでした。

(実物は百聞にしかずで、触らせてもらったことで隕石を身近に感じられるようになりました。隕石の話を熱く語ってくれた館の方には感謝しています。)

 

‥ということで、また展示を見に行こうと考えつつ、『隕石ペンダントを買う。真贋は分からないけれどそれもまたよし』でした!以上です、ではまた!

*1:モルダバイト以外にも隕石によって出来た天然ガラスはある。リビアングラスなど。

*2:長いネームは、この構造を発見した人の名前。

*3:緑のかんらん石は「ペリドット」と呼ばれる。

*4:「パラサイト」は寄生ではなく、発見者のパラスさんに因んだ名前。

*5:中国に落ちた隕石。「南丹隕石」1516