物欲子(ぶつよくこ)のブログ

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(おもに)物欲ぶつよくの記

『闘鶏まんじゅう』と『闘鶏神社』と『南方熊楠』(「ニワトリ紙相撲」で闘鶏体験)【菓匠 二宮】(和歌山県田辺市) 

今回は、以前から気になっていた『闘鶏とうけいまんじゅう』を取り寄せました。「闘鶏まんじゅう」はタイトル通り、紙相撲ができる。箱や包装がトンデモナク可愛い。南方熊楠ミナカタクマグス闘鶏神社源平合戦など和歌山の歴史マンサイの素敵なおまんじゅうでした。

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(※ 闘鶏神社の参道に「菓匠 二宮」さんはあります)

①可愛い包装と気づかいにメロメロ

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あー可愛い包装!

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おまけして頂けた『闘鶏ブレンド』コーヒー。パンフ、包装紙。

包装が可愛すぎて、自然と笑顔がこぼれます。

また一緒に入っていた自筆のお手紙。シール、マスキング‥、細部に到るまでお店の方の女性らしさが感じられて、嬉しくなってしまいました(女性らしさに飢えている方はここでお取り寄せするといいかもしれません‥)。

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可愛いパンフを隅々まで読んでみる。熊は「熊野くまの」だから‥

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「熊野詣もうで」や「南方熊楠」の話が書かれています

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コーヒーを早速いただきます

コーヒーを語れるほど詳しくないのですが‥(苦味とか酸味とか焙煎とか)。

とっても美味しいコーヒーでした。マイルドで飲みやすかった。

 

②『闘鶏まんじゅう』の味

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包装をといて開けてみると‥

うわー可愛い!紅白のニワトリさんたち。かたちは例の「ひよこ」に似ています。

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見上げるつぶらな瞳

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開けると、「ニワトリの皮」をかぶったヒヨコか、羽根をむしられたトリが出てきます

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【左】赤ニワトリの梅あん 【右】白ニワトリのゆずあん

赤と白と2色あったのは味の違いでした。梅とゆずはそれぞれ和歌山の特産なのだそうです(そういえば、南高梅なんこうばい、有名でした)。

赤も白もシットリとして、赤は梅のすっぱみ。白はゆずの風味とどちらも美味しいです。けっこう甘いのですが、少し小ぶりなのでバランス的にいい感じです。

③なぜ「闘鶏まんじゅう」?

 

平家物語のエピソードからでした。

源平合戦のおり、熊野別当湛増(弁慶の父)は源氏につくか平家につくかで悩み、神意を問うて、闘鶏神社の前で紅白の鶏を戦わせます。その結果、白ニワトリが勝ち、源氏に加勢することを決めます。湛増は一門の者約2000人とともに200余隻の船で壇ノ浦に出撃した、と物語の中で語られます。*1

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「闘鶏神社」 user:KMR , CC 表示-継承 3.0, Link

「闘鶏神社」は昔は違う呼び名だったようですが、『平家物語』の故事から「闘鶏権現」などと称されるようになったのだそうです。

菓匠 二宮」さんはこの闘鶏神社の参道にあり、参拝客の休憩所としても親しまれるご縁から「闘鶏まんじゅう」を作られているようです。

 

南方熊楠との深い関係

 

南方熊楠(1867-1941)は和歌山生れの博物学者・民俗学者で、「粘菌ねんきん」の研究や昭和天皇へのご進講で有名ですが、この「闘鶏神社」とも深い関係がありました。

1つは、ここ田辺市に住み研究生活をしていたこと。もう1つは奥さんが「闘鶏神社」の宮司さんの娘さんだったことです(これは知りませんでした)。

この近くには「南方熊楠顕彰館」があり、寄贈された熊楠先生の遺品が見れるのだそうで、行ったことは無いのですが、もうすぐにでも行ってみたい!

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若いころのイケメン熊楠さん パブリック・ドメイン, Link

 

⑤最後に 『あの「闘鶏」の感動を紙相撲で』

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紙相撲用に、コワモテの「にわとり力士」がついています

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童心に戻って‥

さて、闘鶏は「鶏合わせ」*2と呼ばれ、『日本書紀』にもその記述がみられるくらい古くから親しまれていたようです。身近なすぐにできる娯楽として、世界各地で古来から「闘鶏」が愛好されたことは何となく想像できます。

そうした伝統を踏まえ(?)、大人の愉しみとして何かを賭けて「賭博」として楽しんでみたい気もします(笑) 神事と賭博って、近いところにあるんでしょうね。

 

 ホンモノのニワトリ同志ではどうも気の毒なので、紙で十分かな?と思いながら‥、

以上、『『闘鶏まんじゅう』と『闘鶏神社』と『南方熊楠』(「ニワトリ紙相撲」で闘鶏体験)』でした!ではまた!

 『闘鶏まんじゅう

【内容】9個入(赤4、白5) 【価格】1620円

【日持ち】1週間くらい 【買える場所】お店かオンラインショップなど。

*1:引用:「また紀伊国の住人熊野別当湛増は平家重恩の身なりしが忽ちに心変はりして`平家へや参らん源氏へや参らん`と思ひけるが田辺新熊野に七日参籠し御神楽を奏して権現に祈誓を致す`ただ白旗につけ`と御託宣ありしかどもなほ疑ひをなし参らせて白き鶏七つ赤き鶏七つこれを以て権現の御前にて勝負をせさせけるに赤き鶏一つも勝たず皆負けてぞ逃げにける`さてこそ源氏へ参らんと思ひ定めけれ(日本古典文学摘集『平家物語』巻⑪七「鶏合わせ」より)

*2:現在でも神事として行っている神社もある。