山と渓流と宿場町の古い建物。人の絶えた、少し寂しい風情が魅力的な場所です。今回は買ってきたお土産の写真をのせて、木曽路の産物の紹介したいと思います。
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中山道・木曽路
木曽路とは、中山道の一部区間。*1 岐阜と長野の間の「木曽谷きそだに」の道を特にこう呼びます。
岐阜県中津川市の辺り(馬籠まごめ宿)より、左右が山に囲まれた木曽谷の中に入り、長野県塩尻市(贄川にえかわ宿)に出るまで谷が続きます。産物は、山中なので山のものが多いです。
①栗きんとん
秋に売られる栗きんとんは名古屋の方でも大人気。
有名な「すや」(中津川市)「川上屋」(同)もおいしいですが、最近いいなと思うのが「松月堂」さん(同)の創作栗きんとん。
「栗きんとん」は美味しいけど、味が単調に感じることも。それをぷるぷるの葛で包むことで味や食感に変化が出て、とても美味しく感じます。
少し冷やして食べるため、さっぱりとするのも良い。
栗きんとんを買うには
どこでも買えますが、中津川駅前の「にぎわい特産館」は種類がそろっており、バラ買いができる。
各店舗の栗きんとんの食べ比べができておすすめ。
【営業時間】8時30分-18時
また、「恵那市観光物産館・恵那テラス」でも栗きんとん食べ比べセットが販売されている。
【営業時間】9-18時
②ごへーもち
五平餅も木曽路名物。わらじ型の五平餅もありますが、木曽路では団子型に作るようで、中津川の「喜楽」さんの五平餅を買いました。
③朴葉寿司
朴ほおの葉って形がおもしろくて何だかいいものです。その朴の葉に包まれたお寿司はとても山家な趣き。
こちらは、「寿司処ほたる」さんというお店のもので、同じく「にぎわい特産館」(中津川駅前)で購入。
ちなみに後の2個は「穴子」「海老」で、味が全部違うのもうれしい。朴葉寿司には、山菜・魚などこうした好きな具材を入れるのだそうです。
④「七笑」【七笑酒造】
木曽のお酒といえば、「七笑」「木曽のかけはし」「中乗なかのりさん」が代表的。中でも好きなのは「七笑ななわらい」というお酒。
’七笑’というこの名前、とっても可愛いと思い、調べてみると、
もともと木曽駒高原入り口にある集落の地名のようで、鎌倉時代の木曾義仲(きそよしなか・1154-1184)がここで少年時代を過ごしたというお話があるのだとか。
今回買った純米吟醸(アルコール度数15度。日本酒度±0)は、優しくて旨味のある美味しいお酒でした。
個人的には辛口がいいのですが、「七笑」は甘みを感じてもイヤじゃないと思う、美味しいお酒。
【所在】長野県木曽郡木曽町福島5135
本店では、上の巾着のようなグッズを買うこともできます。
⑤漆ガラス【丸嘉小坂漆器店】
木曽谷で取れる木材を使った漆器や櫛も有名です。今回、初めて見たのが「漆ガラス」というもの。
「漆ガラスってなんだろう?」とお店の方に尋ねると、ガラスに漆を塗ったもので、ガラスに塗った漆はふつう剥がれてしまうのですが、この剥がれないところに秘密があるということでした。
お店で使い方を聞いてみると、「おひたしをのせたり‥」とのアドバイスをもらいました。なるほど。スタイリッシュなおひたしでも作ろうかな。
後ろ側に塗るので表はガラス材。ナイフなどを使っても漆には傷がつかず、長持ちするということでした。
買える場所は「丸嘉小坂漆器店」(まるよしこさか)、「木曽くらしの工芸館」など。
今回のは「すいとうよ」(透いてるよ。好いてるよ。の意味)というシリーズ。
⑥「苑工房」さんのアクセサリー
「苑工房えんこうぼう」さんは岡山県倉敷市にあるお店ですが、そのギャラリーが奈良井宿にもあり、お店では自然のお花や実、葉っぱのアクセサリーを買うことができます。
こちらも秘密の工法を施してあるそうで、固く丈夫で色も美しいです。また、自然の素材を使っているので、同じ商品でも微妙に違い、選ぶのに悩んでしまいます。
退色はやはりしていきますが、数年は大丈夫。
(保管にもよる。少しくらい色あせてもそれはそれで。)
奈良井にあるお店は「ギャラリー パウザ・ディ・クローマ」といい、お店が倉敷となぜ奈良井なのか?は長年の疑問(両方とも観光地だからかな?)。
【所在】長野県塩尻市奈良井585
⑦ その他
こうしたお土産は、奈良井宿の中のお土産屋、木曽くらしの工芸館などで買うことができます。
ということで、秋に訪れたくなる木曽路のお土産を紹介しました。他にも、そば、お六櫛、ひのき製品、からすみ(お菓子)など、まだまだありますが、今回は以上です!ではまた!
下記ブログでは、奈良井宿を訪問しています。