物欲子(ぶつよくこ)のブログ

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(おもに)物欲ぶつよくの記

【レトロで可愛いお菓子】「くじら餅」と海の幸風「雲平餅」(ヤマイいと福)(青森市)

先日、いと福さんのレトロ可愛いお菓子を取り寄せました(2回目)

いと福さんにはまる理由。それは菓子箱からすでに青森風で、「くじら餅」や色どりの愛らしい「祝い菓子」など昔ながらのお菓子があること。

そして、郷愁をさそう素朴なあじわいであることの3点。

 

①鯨の肉ではないけど「くじら餅」

 

くじら餅」という面白い名前のこの食べ物。

青森や山県で作られる郷土の名物お菓子です。

名前の由来は、クジラ肉の断面に似ていたからとか*1、日持ちのする食べ物であるからとかいわれいます*2

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レトロな包装にも惹かれる

【日持】 冷凍で送ってくれるので、しばらく冷凍保存も可。解凍後6日。

【値段】 518円

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クルミ入り

みためは羊かんに似てますが、材料にもち粉・上新粉・こし餡を使い、もっちもっち。食感はどちらかというとういろう寄り。

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「くじら肉風」の断面も見てみたい

うわぁ、美味しぃ。

ほどよい甘さでもっちもっち。食べ応えもあって、なんかほんのりと幸福感を感じるお菓子です。

このくじら餅、職場で出したところ、好評でした。優しい小豆の味なので、嫌いな人はあまりいないかもと思ったり。

 

②昔ながらの可愛い祝い菓子「雲平餅」

 

下は同じくいと福さんの「雲平餅うんぺいもち」。

こちらも青森の郷土菓子で、結婚式の引き出物としても親しまれてきたといいます。

すてきな漆塗り風の外箱を開けると、

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つがる塗り風

色鮮やかな海のご馳走が目に飛び込んできます。

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鯛・エビ、手前はマス?(カズノコかと思った)

なんだ、この可愛いの!おままごとみたい!

クール便で送られてくるので、冷凍しといて1個1個解凍しながら、今日は鯛、今日はエビというように楽しんで食べることもできます。

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目で見る楽しみ

「雲平餅」はもち粉と砂糖を練り合わせたもので、ジャリジャリとした砂糖がアクセント。

もちと砂糖の甘みのみですが(けっこう甘い)、シンプルでこれはこれでくせになる美味しさ。

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昔の子供らは「雲平餅」に大喜びだったのではないかと想像したり

【日持】 賞味期限15日

【値段】 900円

これらのお菓子は、下記のいと福さんのサイトで購入することができます。

www.itofuku.jp

 

最後に

 

ということで、美味しく、箱もみためも可愛いいと福さんのお菓子でした。

「くじら餅」の発祥は、その昔、北前船によって地方に運ばれた京菓子であったとか、新庄藩(山県)の兵糧食が始まりだったとかいわれます。

各地の「くじら餅」を食べ比べることで、何か分かることがあるかもしれないな、と想像したり。

また機会を作ってくらべてみようと思いつつ、以上、『くじら餅と雲平餅』でした。ではまた!

いと福さんの可愛いお菓子箱について、下記ブログでもふれています。

butuyokuko.hatenablog.com

*1:昔のみためは黒白で、黒い皮の下に白い脂肪のある鯨肉に似ていたという。

*2:「久持良餅」という名前で作っているお店もある。