「北極星入口駅」で北極星行きの電車を待ってみた!(妙見の森・能勢電鉄)
大阪と兵庫の境、能勢妙見山(のせ・みょうけんざん)には「妙見の森」という場所があり、そこにはなんと!「北極星入口」という夢のような駅があるという話。
北極星に行ける駅って、いったいどんな感じ?ということでさっそく訪ねてきました。 [ http://:title]
①「北極星入口駅」(妙見の森内)
場所は、山下からの妙見ケーブルと、さらに山上に行く妙見の森リフトとの中継点にあります。
広場あり遊具あり、桜谷(秋はもみじ谷)のお花見ができるその一角に、おっ!「北極星入口駅」とあります。早速、行ってみましょう。
階段を上り小山を上がっていくと、右手に駅舎がみえてきました。
駅舎に回りこんでみます。
わっ、駅だ!すごく小さい駅舎だけどまさかの北極星行き!レールも敷いてあります!
レールはここから始まる、始発駅のよう。北極星へもその先へもいったい旅することはできるのか?想像するだけでわくわくしてしまいます。
さて、このレールどこまで続くのか?線路をたどってみます。
このまま空へ飛び出すのか?と思いきや、しっかりとレール止めが。
(これじゃぁ宇宙に飛び出せないよ!)と少し不満に思ったのですが、危ないからかな?
ということで、宇宙へのロマンにあふれたすごく可愛い駅なのですが、実はこれは2013年に製作されたアート作品で、説明板には、
能勢電鉄の100年前の駅風景をモチーフにした北極星行きの駅を、アート作家の鈴木貴博氏とともに制作しました。
次の列車はいつ来るかわかりませんが、この駅は自然の風景としてこれからもずっとここにあり続けます。
とあり、いい作品だな、と思います。
北極星行きの電車を待つカップルでもいるかと思いきや意外と人はおらず、
下のBBQ場やお花見、遊具などの方が人気らしく、そのぶん静かに宇宙への旅を想像することがができました。
【所在】
【アクセス】
ケーブルで「山上駅」下車(片道400円)。
【営業時間】
休業日は水木(祝日を除く)。ケーブルは1時間に3本。
(4-10月)土日祝・9:20-18時。平日10時-17時
(11-3月)土日祝9:20-17時。平日10時-16:30
②なぜ、北極星行の駅があるのか?
さてなぜ、ここにこのような駅が?ですが、
その昔、能勢に手まりほどの隕石が落ち、妙見山の山頂にその隕石を置いて北極星(北辰星)をお祀りしたことから、ここは妙見信仰(北極星の神格化)の場となりました。*1
平安時代の軍事貴族・源満仲(清和源氏)もこの妙見さまを信心し(ここに土着したのもあり)、信仰は後世へ受け継がれ、現在も「妙見大菩薩」という星の王様として信仰を集めています。
最後に
ということで、「北極星入口駅」はアート作品だったわけですが、宇宙への列車旅を空想させてくれる、作者の思いの詰まった素敵な駅でした。
個人的には北極星入口駅のレール止めを見て、「銀河鉄道999」のレールはどんなだった?と、動画で確認してしまいました。
私のように確認をしたい方は下をどうぞ!
というわけで、以上、『北極星入口駅で北極星行きの電車を待ってみた!』でした!ではまた!