『日本1高い場所に築かれた山城 岩村城』を訪ねる旅(岐阜県恵那市岩村町)
今回は、日本1高い場所に築かれた山城「岩村いわむら城」について書きたいと思います。その岩村城の麓には、岩村藩の城下町があり、その商店街はNHKの朝ドラ『半分、青い。』のロケ地としても有名になりました。みどころの多い岩村ですが、今回は岩村城に絞って載せています。
①岩村町とは
岩村町って一体どこにあるのでしょうか?
岐阜県の南東(長野県にも近い)に位置し、山の中にある静かな城下町が岩村です。
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②城跡と石垣
岩村で一番有名なもの、それが岩村城跡です。700mという日本1高い場所に築かれた山城であること。そして、石垣の恰好よさも人気の理由となっています。
もともと中世からの城館で、戦国時代、国境ざかいの城として、甲斐・三河・尾張の勢力争いの中、信玄の侵攻や信長の攻略があったりの、実戦経験豊富なお城です。
抗争が多かったおかげで、石垣堅固な要塞のような城を愉しむことができます。
城下町のメインストリートを歩きながら、岩村城の登城口を目指します(駅から1kmくらい?)。
「登城口から本丸まで600m」、とあります。高低差は180m。特に登り始めがきつく、7~8回休憩しながら、頑張って登ります。
途中、後ろを振り返ると、美しい恵那山えなさんが見えました。山頂の雪が絵の具のようにまっ白に見えるものなんだなぁ、と驚きます。
さらに登ること15分ほど。やっと有名な石垣が現れました!
「岩村城」の説明で必ず紹介される、屈指の撮影ポイント「六段壁ろくだんへき」です。
なぜこの形?というと、急な崖に作っているため、崩落した時の補修がしやすい、という理由でした。
ここ以外にも、実は見所はたくさんありそうな気がします。
石垣の総延長は1.7km(!)とあり、観光客が行かない・行けないような、自分だけの絶景ポイントを探すのも楽しそうです。
③「岩村城」の歴史
【築城】1185年頃?遠山氏による?
【歴史】戦国末、城主の遠山氏が亡くなり、城主夫人が実質的な城主となる。
(これが、有名な「女城主おつやの方」で、 信長の叔母にあたる女性です。)
1572年、武田方の侵攻があり、3ケ月の籠城戦後、無血開城をします。
降伏の条件は、「おつやの方」が武田方の武将の妻になることでした。
(しかも、降伏後、養子にしていた信長の子を信玄に送られてしまいます。)
1575年、「長篠の戦い」の後、今度は信長側の侵攻にあい、半年の籠城戦後、降伏。
おつや夫婦の助命が降伏の条件でしたが、信長は約束を違えて、2人を逆さはりつけの刑に処します(怒り心頭だったのですね)。
そして、江戸時代は「大給おぎゅう松平氏」ー「丹羽氏」ー「松平氏」と続き、明治を迎えています。
④岩村城ふきんの観光施設
最後に、城跡そばの、見学できる施設 をあげて終わりにしたいと思います。
◯『藩主邸の太鼓櫓』
平成2年復元。外観を見学できます。
◯藩校『知新館』正門
こちらも外観を見学できます。
‥ということで、『日本1高い場所に築かれた山城 岩村城を訪ねる旅』でした!以上です、ではまた!