物欲子(ぶつよくこ)のブログ

物欲子(ぶつよくこ)のブログ

(おもに)物欲ぶつよくの記

『日本1高い場所に築かれた山城 岩村城』を訪ねる旅(岐阜県恵那市岩村町)

今回は、日本1高い場所に築かれた山城岩村いわむらについて書きたいと思います。その岩村城の麓には、岩村藩の城下町があり、その商店街NHKの朝ドラ『半分、青い。』のロケ地としても有名になりました。みどころの多い岩村ですが、今回は岩村城に絞って載せています。

岩村町とは

 

岩村町って一体どこにあるのでしょうか?

岐阜県の南東(長野県にも近い)に位置し、山の中にある静かな城下町が岩村です。

[http://:title]

f:id:butuyokuko:20210324050815j:plain
f:id:butuyokuko:20210324050800j:plain
ドラマのロケ地としても

②城跡と石垣

 

岩村で一番有名なもの、それが岩村城です。700mという日本1高い場所に築かれた山城あること。そして、石垣の恰好よさも人気の理由となっています。

もともと中世からの城館で、戦国時代、国境ざかいの城として、甲斐・三河尾張の勢力争いの中信玄の侵攻や信長の攻略があったりの、実戦経験豊富なお城です。

抗争が多かったおかげで、石垣堅固な要塞のような城を愉しむことができます。

f:id:butuyokuko:20200907052632p:plain

岩村の城下町

城下町のメインストリートを歩きながら、岩村城の登城口を目指します(駅から1kmくらい?)。

f:id:butuyokuko:20200907050929p:plain

「登城口」の辺り

「登城口から本丸まで600m」、とあります。高低差は180m。特に登り始めがきつく、7~8回休憩しながら、頑張って登ります。

途中、後ろを振り返ると、美しい恵那山えなさんが見えました。山頂の雪が絵の具のようにまっ白に見えるものなんだなぁ、と驚きます。

f:id:butuyokuko:20200907050835p:plain

美しい恵那山

f:id:butuyokuko:20200907050921p:plain

途中、現れる石垣

f:id:butuyokuko:20200907050913p:plain

また、石垣

f:id:butuyokuko:20200907050842p:plain

何らかの建物が建っていた石垣

さらに登ること15分ほど。やっと有名な石垣が現れました!

f:id:butuyokuko:20200907050850p:plain

「六段壁」

岩村城」の説明で必ず紹介される、屈指の撮影ポイント「六段壁ろくだんへきです。

なぜこの形?というと、急な崖に作っているため、崩落した時の補修がしやすい、という理由でした。

f:id:butuyokuko:20200907050857p:plain

下から見上げると迫力があります

f:id:butuyokuko:20210324050811j:plain

反りが面白い

ここ以外にも、実は見所はたくさんありそうな気がします。

石垣の総延長は1.7km(!)とあり、観光客が行かない・行けないような、自分だけの絶景ポイントを探すのも楽しそうです。

f:id:butuyokuko:20200907050905p:plain

【西】尾張方面(本丸から)

f:id:butuyokuko:20200907052625p:plain

本丸の辺りから

youtu.be

③「岩村城」の歴史

 

【築城】1185年頃?遠山氏による?

【歴史】戦国末、城主の遠山氏が亡くなり、城主夫人が実質的な城主となる。

(これが、有名な「女城主おつやの方」で、 信長の叔母にあたる女性です。)

1572年、武田方の侵攻があり、3ケ月の籠城戦後、無血開城をします。

降伏の条件は、「おつやの方」が武田方の武将の妻になることでした。

(しかも、降伏後、養子にしていた信長の子を信玄に送られてしまいます。)

1575年、「長篠の戦い」の後、今度は信長側の侵攻にあい、半年の籠城戦後、降伏。

おつや夫婦の助命が降伏の条件でしたが、信長は約束を違えて、2人を逆さはりつけの刑に処します(怒り心頭だったのですね)。 

f:id:butuyokuko:20210323195736j:plain

岩村で販売されている銘酒「女城主」にはおつやの方が描かれる

恭パパ - , CC 表示-継承 4.0,Link

そして、江戸時代は「大給おぎゅう松平氏」ー「丹羽氏」ー「松平氏」と続き、明治を迎えています。

岩村城ふきんの観光施設

 

最後に、城跡そばの、見学できる施設 をあげて終わりにしたいと思います。

◯『岩村歴史資料館』

【営業時間】9時-17(4-11月)、9:30-16時(12-3月) 【入館料】300円

【展示内容】 岩村城岩村藩関連資料

◯『藩主邸の太鼓櫓』

 平成2年復元。外観を見学できます。

f:id:butuyokuko:20200908073923p:plain

「太鼓櫓」

f:id:butuyokuko:20200908073908p:plain

岩村城「表御門」

◯藩校『知新館』正門

 こちらも外観を見学できます。

 ‥ということで、『日本1高い場所に築かれた山城 岩村城を訪ねる旅』でした!以上です、ではまた!