物欲子(ぶつよくこ)のブログ

物欲子(ぶつよくこ)のブログ

(おもに)物欲ぶつよくの記

「アイヌコタン」のお土産が可愛い!木彫りのアクセやアイヌ刺繍がおすすめ

北海道のアイヌの木彫りが好きで集めています。「北海道の木彫り」といえば、例の「鮭をくわえた熊が一般的なイメージですが*1、実はもっと多種多様なものがそろっています。

アクセサリー手鏡食器雑貨‥、今回は実際に買ってきたものをのせました。

①「アイヌの木彫り」が買える場所

 

アイヌコタン(=アイヌの村)のある場所で買えます。

阿寒湖あかんこコタン」のほかは、「平取二風谷びらとりにぶたにコタン」「白老しらおいコタン」で買えるようです。

実は、私は「阿寒湖コタン」に2度行っただけで、「二風谷」「白老」に行っていませんが。

 

②「阿寒湖コタン」

f:id:butuyokuko:20200408171701j:plain

「阿寒湖コタン」の入り口(真ん中のはシマフクロウのオブジェ)

[http://:title]

「阿寒湖コタン」があるのは、北海道の東(北見や網走が近い)です。

コタンでは120人ほどの人が暮らし、アイヌの生活・文化を伝えたり、アイヌごはんが食べれたり、アイヌ土産を買うことのできる観光地となっています。

コタン内にずらりと並ぶお土産屋さんで、色々なアイヌの木彫土産を買うことができます。

 

アイヌの木彫土産の特徴

 

木彫土産の種類は、アクセサリー置物食器‥といったところでしょうか。

そして、その特徴は、

〇「アイヌの伝統的な模様」が入ったもの渦巻き文様トゲのあるデザインなど*2

熊・ふくろう・鮭・アイヌの神様など、アイヌのモチーフを使ったもの。
〇お土産の木彫のデザインには流行がある。
〇コタン内で作っているものもあれば、海外製のものもある?(東南アジアなど?)
お店オリジナルのグッズを売りにするお店も。

 (どのお店でも扱っている大量の木彫品は、いったいどこから来るのか?、という疑問はあります。メイドインが書いてあるわけではないし、聞きづらいし、実情はよく分かりません

f:id:butuyokuko:20200407131510j:plain

手の込んだ「鏡」と「キーホルダー」

 現地で作ったものは、このように手が込んでいて、値段も少し高価です。
(十字の文様は、「ウタサ」というアイヌの文様です。)

f:id:butuyokuko:20200407131524j:plain

これらは15年ほど前に「阿寒湖」で買ったもの

右下は、アイヌの神様ニポポ」で、他はなどのモチーフ。

さすがに、今回の訪問で同じ物に出会うことはできませんでした。

f:id:butuyokuko:20200407131536j:plain

定番の「横顔」のモチーフ

上の写真は、ヤフオクで手にいれたものです。

アイヌの木彫の定番「人の横顔」ですが、昔はもっと流行っていたようです。

2019年時はそれほど多くはなかった。

f:id:butuyokuko:20200407131529j:plain

2019年採集

写真は昨年訪問した際、なかなか来れないからとどんどん購入し、結構な量になったペンダント類。

この写真に写っているものは、海外製も多いかもです。

下の黒・赤のペンダント3つは、「北方民族の伝統紋様をモチーフに網走観光協会」が作ったもので、アイヌ文様と似ていて、観光協会製というのが珍しいです。

こうしてみていくと、その時の流行りがあったりで、デザインが変っていってるのも面白いです。

f:id:butuyokuko:20200407131544j:plain

「トレー」と「茶さじ」(下)(2019年採集)

ふきのデザイン(左上)が、いかにも北海道ぽくてよい感じのトレー。「茶さじ」は、コタンの方が作られたもので木彫が細かいです。

f:id:butuyokuko:20200407131558j:plain

喰われ熊

喰われ熊」という商品名のこの置物(木彫ではない)。以前、ネットで見て欲しかったので、見つけた時はたいへん嬉しかったです(熊の表情もたまらない)竹炭を利用していて、消臭浄化の効能があるのだそうです。

f:id:butuyokuko:20200407131517j:plain

アイヌ刺繍入りのはちまきアイヌ模様のタオル

ちまきの刺繍にはチェーンステッチなどが使われていて、世界共通なんだなぁ、と思わされます。

トゲや渦の文様がいかにもアイヌらしいデザイン。

f:id:butuyokuko:20200407131552j:plain

アイヌのご飯』と『アイヌ刺繍』の本

アイヌのごはん」は衝撃料理のオンパレード

素材そのまま!みたいな。漫画「ゴールデンカムイ」ファンにはおなじみの料理も載っています。2019年に発行されたばかりのおすすめの1冊。

小さな「アイヌ刺繍本」は、アイヌの刺繍がよくわかる可愛い本で、こちらも良本でした。

 

最後に(「アイヌコタン」のお土産の魅力)

 

アイヌ文化の魅力、それは大陸の香りがする異文化で、原初的で洗練されすぎてないところ。

素朴さ」、これに尽きるのかなと思います。

お土産はもちろん可愛いし、理解を深めるためにも何度も訪れてみたい、そんな場所です。

2020年7月に開館した「ウポポイ」にも是非行きたいと思っています。

ainu-upopoy.jp

‥ということで、アイヌコタンのお土産が可愛いでした!以上です、ではまた!

 

追記

北海道大学のサイトで、「アイヌ民族伝統工芸品」が買えることが分かりました。興味のある方は覗いてみて下さい。

museumshop.tetote.org

*1:熊が流行ったのは昭和40年代。

*2:魔除けの意味がある。