臭い玉、聞いたことあるでしょうか?喉の奥から出てくるというイヤな匂いのする白い玉のことです。都市伝説並みに思ってました!ほんとにそんな人いるのかなっ?て。
しかし、連休中に発見した自分の喉の奥の白い塊り。正体はその「膿栓のうせん(臭い玉)」でした。まさか自分がなるなんて‥、ととても驚きました。
今、もし不安に思っている人がいたなら、そんなに心配しなくても大丈夫!「誰でもできるんだって!」と伝えたい。自分の記録のためにも以下、書いていきます。
- ①喉に激痛。「白い塊り」を発見
- ②あまりに怖いので、ネットで調べる
- 【医者を転々】
- ヤブ「耳鼻咽喉科」
- 町の「歯科・口腔外科医院」
- 総合病院(「口腔外科」と「耳鼻咽喉科」の両方を受診)
- 最後に(まとめなど)
①喉に激痛。「白い塊り」を発見
4月終わり、右喉に激痛→「そのうち治るだろう」で放置
治らない(食事・飲み物がしみる。水もしみる)
1週間後 →鏡で喉を見てみる→「(ひいぃ!)なにか白い塊りがある!」
見てみると、のどちんこ横の突き出した部分「扁桃へんとう」(左右にある)*1の片側に、金平糖を割ったような真っ白い塊りがついていました。
②が扁桃で、反対側にもある。(③は、のどちんこ」)Lamiot - 投稿者自身による作品, CC 表示 3.0, Link
②あまりに怖いので、ネットで調べる
「喉 白い 塊り」で画像で検索すると、よく似た画像が出てきました。
膿栓のうせん=臭い玉とあり、できた場所もぴったり。扁桃の部分に出来ています。
この扁桃、細菌・ウィルスの侵入を防ぐ器官で、ウィルスなどと戦った組織の残骸・食べかすなどの集りが膿栓の正体、ということでした。
そして、臭い玉の由来は、つぶすと下水のような悪臭がすることからで、つぶさなければ匂わない、ということも分かりました。
この扁桃の表面にある腺窩と呼ばれる小さな穴に、剥脱上皮、リンパ球や白血球、細菌塊、炎症性崩壊産物、脂肪酸、コレステリン、燐酸石灰、食物残渣などが溜まることにより形成される。大きなものでは直径3 - 5mm程度 引用:wikipedia「膿栓」
※wikiにのっている「口の中の写真」が自分のにそっくりなのですが、画像は興味のある方だけドウゾ!
「膿栓とやらであれば、そこまで悪質ではないのだろう」といったん胸をなでおろしました。しかし、取れるのか?です。気味も悪いし‥、喉にひっかかりがある感じで気持ちが悪い。
そういえば以前、2ちゃんのスレで見たなと、「2ちゃん 臭い玉」でも検索してみます。
それらスレッドを読むと、「オエオエすると取れる」「ランニングすると取れる」などの複数の書き込みがあり、すごい猛者がいるんだな、とメンタル的にも助けられました。*2
結構できやすい人もいるらしく、綿棒や耳かきで自分で取るなど勇者かな?というような書き込みもみられました。しかし、いったん安心をしたここからが長かった。
【医者を転々】
発症から10日後(GWのため病院へ行けず)、ようやく町医者(耳鼻咽喉科)へ。
この耳鼻咽喉科がとんでもないヤブだった。
rakuichi_rakuza_v3さんによる写真ACからの写真
ヤブ「耳鼻咽喉科」
「喉の奥に白い塊りがある」と訴えても発見できなかったようで、「なんもなってない、異常なし」と言われ、愕然とする。
「絶対にありまーす!」と訴えると、ファイバースコープ(?)で画像を見せてくれようとするが、失敗(看護師に器具で舌をグイグイ押され、痛くて我慢できなかった自分もいけなかったかもだが‥)。
そして、「何にもないよ」「嚢胞のうほうだよ」「前からあったよ(前見てもらったことは無いけど、どういうこと?)」の、意味不明発言を連発される。
一瞬、「嚢胞」というものなのか?「問題ない」ならいいのかな?と洗脳されかける。
帰り道、「嚢胞」*3の画像をスマホで見て驚愕(コレジャナーイ‼)
歩きながら、「そうだ!歯医者さんなら口の中を見るの得意なはず!」と、歯医者に行くことを決意する。
町の「歯科・口腔外科医院」
若いイケメン先生が見てくれる。
「ある、ありますよ、何か」という、ヤブの診断を覆す言葉にホッとする。イケメン先生の話では、「潰瘍の潰れたような感じ」「喉全体が腫れている(左右とも)」「ちょっと見たことない」「はっきりとはいえない」、とのこと。
「膿栓ではないのか?」と尋ねると、「分からない」との話。
発見して貰ったことは嬉しかったが、「あれっ?膿栓じゃなくて潰瘍?」と新たな不安が増えてしまう。様子見か総合病院を紹介の2択で、もうはっきりさせたいので、総合病院に紹介状を書いてもらう。
(ここから、今度は潰瘍→喉頭ガンを想像し、2晩くらい不安になって寝れなくなった。「明日の朝起きれるのかな、私。睡眠中、死ぬのかも」、と悲しい妄想をする。)
総合病院(「口腔外科」と「耳鼻咽喉科」の両方を受診)
両科の先生はテキパキと見てくれ、診断はやはり、「扁桃腺炎で膿栓」だった。
(自己診断で)「膿栓かな?」からの、ヤブ医者「症状なしか嚢胞」、イケメン口腔外科「潰瘍の潰れたの」ときて、やっとゴールにたどり着いたのだ。答えが出るまでに14日。長かった。
総合病院の先生:「扁桃線が腫れているがもう治りかけ」「膿栓は自然と取れるからほっといても大丈夫」とのことだった。
膿栓を取って欲しかったが、「自然と取れる(食事の際、飲み込んだりするのだそうだ)」の言葉を信じて、取れるまで我慢しようと思う。「空気圧をかけて取ってくれる開業医もあるよ」などとも教えてくれた。
調べるうちに、amazonで膿栓用の商品(膿栓めがけて放水する水鉄砲のようなもの)を売っていることも分かった。そんな商品があるってことは、よくできて困ってる人もいるのだろうか、と驚いた。
最後に(まとめなど)
◯膿栓は、耳鼻咽喉科へ
膿栓を見てもらう科は、耳鼻咽喉科
◯扁桃腺炎の腫れは2週間は続く(自分の例)
◯膿栓は自然と取れる
出来てても気づかない人も多いそうだ(喉の奥なんか見ないから)。出来たのも、取れたのも全く気付かずに、飲み込んで終わってしまう人も普通にいるらしい。
【追記】
◯総合病院を受診して帰宅後、(たぶん)食事の際、濃栓が取れたらしい。気付いたのは次の日。
◯膿栓の中には、1億個~2億個の悪玉菌がいるそうだ。飲みこみたくなかったけど、気づかず飲みこんでしまった。
◯飲み込んだと思われる日、下痢になった。これは濃栓を飲みこんだせいじゃないか?と思っている(「Yahoo!知恵袋」にも腹痛になったと書いてる人がいた)。
◯ヤブ医者は存在する。誤診もある。
診察してくれた歯科医も総合病院の先生も、ヤブ耳鼻咽喉科の見落としを「あり得ない」と驚いていた。
◯扁桃腺炎予防
「扁桃」が弱い人はうがいをしっかりして予防をすること。手洗いしてウィルス対策をすること。ドライマウスの人はなりやすいので喉の加湿にを気をつけること。
もとから喉が弱い気はしていたけど、「やっぱり!」という感じでした。これからは、もう少し予防をして、気をつけようと思います。お医者めぐりをしてグッタリしたけれど、無駄なことなど何もないはず(たぶん)。
私と同じく喉に不安がある人は、どうぞ気をつけて!
‥ということで、『膿栓(臭い玉)を初めて見て驚愕した』でした!以上です、ではまた!
*1:従来は扁桃腺と呼ばれていた。腺ではないため、扁桃に改められた。(wikipedia:扁桃)
*2:『臭い玉(膿栓)スレまとめ-NAVERまとめ』で2020年9月30日まで、「膿栓」のまとまった情報が見れていたのだが、残念ながら「NAVERまとめ」が終了してしまった。また、『臭い玉の取り方6選~今すぐ、自力で取りたい方へ~体張って検証してみた』という自力で取るやり方をまとめたサイトもあり、やろうとは思わなかったものの、こうしたサイトに勇気づけられたのは間違いない。
*3:唾液線の分泌不全で起こる病気。唾液がたまって膨らむ。写真で見ると口内炎の親玉みたいな見ため。臭い玉とは色や出来る場所が違う。