福井県丹生郡越前町織田にある「剣つるぎ神社」に行ってきました。ここは、織田信長のご先祖が住んでいた場所で、地名もズバリ「織田」*1。
ただし、おたと濁らず発音するのだそうです。
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越前国二の宮「剣神社」(越前独特の「織田造り」が珍しい)
織田氏は、もともと織田荘の荘官で剣神社の神官という家柄だったそうです。
応永年間(1394-1427)に「常昌」*2という人物が、斯波氏(当時の越前守護)にスカウトされ、家臣に。
そして尾張に派遣され、住みついたのが尾張・織田家の始まりといいます。*3
見たかったものの1つがこの本殿で、「織田造り」という独特の屋根をもっています。正面の千鳥破風のすぐ下に唐破風がつくクセのあるかたちをしています。
拝殿に隠れているため、これ以上見ることができず。
「織田造り」は越前独特の形式だそうで、一番有名なのが、「織田」の近くにある大滝神社のそれです(今回行けなかった)。
すごいです、コレ。後ろの本殿、手前の拝殿の2つが合体し、屋根も「千鳥破風ー唐破風ー千鳥破風ー唐破風」という1つの屋根になっていて、なにかの生き物のよう。
本殿の北側には織田文化歴史館があり、「織田の歴史」の展示を見ることができます。
「織田」のお土産
①「剣神社」の御朱印
②織田文化歴史館のパンフ
このパンフ以外にも、企画展のパンフや各種出版物があり、サイトから買うこともできます。
織田の「越前瓦」
福井に行くとサンルーム・テラス*4のある家や、ガラス覆いの神社やお家などをよく見かけます。
年間降水量が多く、曇りや雪の日が多いので、こうした形になるようですが、珍しいので1軒1軒見てしまいます。
今回、「織田」に行った際、目についたのはこちら。
1階と2階の間に、ふち飾りのように「装飾瓦」を入れています。豪華なものは竜とか鯉とか彫刻が入ります。
ものは越前瓦で、魔除けや縁起物の鬼瓦的なものらしいですが、この飾りをもつお家が「織田」に多くて、ちょっとびっくりしました。
多かったのは、彫刻より簡素な赤の装飾瓦を入れているお家(「七宝つなぎ」のデザインなどよく見かけました)。
これとても面白かったです。最初はぼんやり見てたのですが、「あれ?この家も?この家も?」と驚きました。こういう、地区の風習みたいなのいいなと思います。
被写体にうってつけのいい素材でした(写真集があったら買いたいくらい)。
ということで、『織田家発祥の地・剣神社へいってきました』でした!、以上です、ではまた!
下記は、続きのブログになります。