物欲子(ぶつよくこ)のブログ

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『北海道のこれが好きランキング』【前編】~いち愛知県人が選ぶ【北海道美人】【水上勉「飢餓海峡」】【北防波堤ドーム】

北海道という特殊な場所の風景や文化、歴史が好きな方はきっと多い、と思います。という私も行く度に発見があって、大好きな場所となっています。今回は、そんな1愛知県の自分から見た、北海道の「これが好きランキング」を載せました。

第⑦位 「北海道美人」

 

美人が多い土地。一般人でも色白な、都会的な美人(?)が多い気がします。

芹那大政絢藤本美貴原千晶古村比呂、高橋惠子‥、と北海道生まれの女優さんやタレントさんは数多いですが、その中で断トツに可愛いと思ったのは、安部なつみ

(16-17歳時の「子リス」のようなルックスは忘れられない‥)

「北海道には凄い美少女がいるもんだ」と思い、それ以後の北海道では、美人を探しながら、旅行をすることに

 

第⑥位 水上勉飢餓海峡』(1962発表)

 

北海道が舞台となった推理社会小説です。

実際に起こった「洞爺丸とうやまる事件」「岩内いわない大火」(2つの事件は同日に発生。1954年9月26日)から着想を得ています。

飢餓海峡(上) (新潮文庫)

飢餓海峡(上) (新潮文庫)

  • 作者:勉, 水上
  • 発売日: 1990/04/08
  • メディア: 文庫
 

昭和22年、青函連絡船が台風で転覆し、函館の浜に遺体があがる中、遺体がなぜか2つ多い、という奇妙な出来事が‥。

同日の朝、ある町に強盗放火殺人事件が発生していて、延焼で町の大半を焼きます。

「身元不明遺体」と「強盗殺人事件」には関連がある、と察知した刑事が凶悪犯を追いますが、途中で足取りがつかめなくなり、10年の月日が流れます。

10年後、手にした金で犯人は成功を収めているのですが‥。

物語冒頭の出所の分からない遺体の不気味さや、昭和20-30年代の時代背景。犯人を追う執念の刑事。最後の幕切れ‥、と印象に残る小説。

 

実際の「洞爺丸」事件のイメージもあるので、函館摩周丸青函連絡船が係留・保存されている)の見学は感慨ひとしおです。

でも、その「摩周丸」はまったく転覆しなさそうで、青森側で見学できる同じく青函船の「八甲田丸」の方が事件をイメージしやすいのは何だかへんな感じですが‥(船内展示のせい?)

 

第⑤位 『北防波堤ドーム』(稚内港)

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シンプルで美しい建造物 Captain76 , パブリック・ドメイン,Link 

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照明が灯るとまた荘厳 Si-take. /Link

S6年着工~S11年完工の防波堤で、古代ギリシャ風です(高さ14m。長さ420m。)

もともと稚内港には、稚内大泊樺太)間の連絡船が就航していて、桟橋から駅までの通路を保護する防波堤として建造されました。*1

列柱の並び。シンプルかつ荘厳な力強さ。神々しい感じすらする稚内港の守護神。桟橋の向こうに「当時、樺太が続いていた!」と思うとロマンもひとしおです。

 

 ‥というわけで、『北海道のこれが好きランキング』【前編】でした!続きは後編で、

以上です!ではまた!

butuyokuko.hatenablog.com

*1:「稚泊ちはく連絡船」は、終戦とともに消滅。