物欲子(ぶつよくこ)のブログ

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(おもに)物欲ぶつよくの記

「高所恐怖症」克服中(年々ひどくなる、橋や歩道橋が渡れない、山道に足がすくむ、慣れるしかないというけれど)

高所恐怖症(または癖)」で悩んでいる方、いないでしょうか?という私もその1人。小さい頃からその気はあったものの、年々ひどくなり橋や歩道橋すら怖くて渡れなくなってきました。

私の症状と若干の解決法を書いていきます。

①小さい頃から苦手意識はあった

 

考えてみると、小学生くらいは高さに対して苦手意識はあったものの今ほどではありませんでした。

ジャングルジムの上が苦手、遊園地のジェットコースター・ゴンドラも苦手な子供でした(なので、あまり乗らなかった)

でも当時は、今ではもう信じられないことですが、名古屋TV塔の外階段を登ることもできました。

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赤い部分の外階段を登ることができた。 Tomio344456/Link

 

②大人になって

 

(人より)苦手意識はありましたが、高いから怖いので止めようはなく足がすくむとかドキドキすることはあっても、まだどうにかなっていました(若かったせい?)

この後出てくる歩道橋、橋、片側が崖の山道もとりあえず大丈夫でした。

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「谷瀬の吊り橋」(奈良県)にも行こうとしていたくらい苦手意識は今より薄かった Nkns - Nkns /Link

登山の真似事をしていたのもこの頃。立山富山県)に登れたことに気をよくし、富士山にもいつかは登りたいなぁ、と考える位でした。

 

③ここ数年で悪化

 

こうしてみると、ずっとその気はあったのですが、それがここにきて突然悪化したという感じ。

今までは何とかなっていた歩道橋片側が崖の山道にももの凄い恐怖を感じるようになりました。

こうした「高さ」のある場所に行くと、「橋が裂けて落ちる」「山の麓まで転がって落ちていく」「頭をうって死ぬという妙な想像をしてしまい、心臓がバクバク・手に汗が出てきて、もう怖くて怖くて、立ってはいられなくなるのです。

怖い怖い、という気持ちが体に影響を与えるのか、腰が抜け、まっすぐ歩くこともできず、バランスを取れなくなります。

例えば「歩道橋」ですが、高さに加えて下を通り抜ける車がビュンビュンしているのがまた怖いのです(特にトラックやダンプ)

橋の下を流れる川の流れにも恐怖を感じてしまいます

そんなに怖いなら行かなきゃいいのにという意見もあるかと思うのですが、あちこちとでかけることは楽しみなのでそれは継続したいのです。

そうして行ってみると、やっぱり橋だの歩道橋だのが出てきて、(うわぁ)となるわけです。*1

 

④「濃尾大橋」が怖すぎる

 

先日、木曽川にかかる濃尾大橋(のうびおおはし・777m)を渡る機会がありました。旧街道を歩いている途中で、どうしてもここで渡る必要があります。

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横から見てもものすごく長い濃尾大橋

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同じく濃尾大橋 Alpsdake  /Link

過去に何回か渡ったはず。でも、今は、です。

橋の高さと長さ橋を渡っていく車も怖い

対岸はものすごく遠くて、数m歩いただけで「あぁムリだ」と思い、引き返してしまいした。

でも「ここで渡らないとまるで意味がなくなる」とも思い、橋のたもとで10秒くらい、岸の方を向いて目をつぶりました。「高所恐怖症」であっても、10分くらいじっとしていることで高さに慣れます*2

でも、こんな橋のたもとに10分も立たれたら邪魔だし、不審に思われてしまいます。

全く恐怖に慣れないまま、風景は一切見ず、対岸の到着点一点だけ見て、時々目をつぶりながら、歩くことにしました

その間も「橋がぱっくり割れて落ちていくものすごい恐怖」が繰り返し襲い、心臓がバクバクし、まっすぐ歩けない恐慌状態でした。

この時、対岸から行き違った人がいたのですが、彼らが漕ぐ自転車が私の目には希望の灯のようにみえ、

「橋の上を自転車で渡れるなんてなんてすごい人なんだ!」という尊敬の眼差しで見ていたことを彼らはよもや知らないでしょう。

あまりに怖いので、試しに「お父さん」と念仏のようにつぶやいてみます。*3

ブツブツ効果は少しはあったようで、今度、橋を渡る時には使えるかもしれません。*4

そんなわけで、全く生きた心地がしないまま、なんとか渡ることができましたが、決して克服とは言えず、怖いのは相変わらずという。

ちなみにこの木曽三川きそさんせん(木曽川長良川揖斐川)にかかる橋はどれも長大で、ここ数年は死ぬ気で渡っています。

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長良ながら大橋(384m。長良川にかかる) Monami /Link 

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揖斐いび大橋(384m。揖斐川にかかる) Alpsdake /Link

木曽三川ではありませんが、「衣浦きぬうら大橋」(半田市高浜市)なども長大で、交通量も多く、死ぬかと思った。

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衣浦きぬうら大橋(約410m) Jihara19 /Link

 

最後に

 

「高所恐怖症(また癖)」の克服には、慣れることと書いてあります。高い場所に繰り返し慣れさせることで、脳がここは安全なんだと認識するというのです。

確かに、ありえない想像をして(橋が落ちるなど)私は勝手に怖がっているだけなのです。

飛行機が怖いという話もよく耳にしますが、これも想像恐怖で、ほとんど起こらない状況を想像して怖がっているわけで。

なので、何も考えないバカになる必要があるかなと思うのですが、1度そういう想像恐怖脳になってしまうと、なかなか難しいのです。

以前、「私は体重が2kg(だから橋は落ちない)」「私はバカ(だから余計なことを考えず橋が渡れる)」など唱えながら、歩道橋を渡るやり方を試したこともありましたが、これもダメだった。

現在、何かいい解決法はないのだろうか、と高所恐怖症のサイトを見たりしているのですが、まだこれという解決法にいきあたっていません。*5

また、「高所恐怖症」についての体験談を書いてる人も少ないと感じていたので、今回のブログとなりました。

「これさえやれば!」という解決案を提示できるとほんとうにいいのですが、また探して、効果があったものは上げていきたいと考えています。

ということで、『高所恐怖症・克服中年々ひどくなる・橋や歩道橋が渡れない)』でした!以上です、ではまた!

下記では、その後の克服の試行錯誤を書いています。

butuyokuko.hatenablog.com

*1:橋や歩道橋はショートカットなので、そこで渡らないと大変な迂回に。回りを見渡して、下から行ける道があれば、遠回りでもそちらを選んだりしている。

*2:以前、山の中でやっていたのですが、高度を感じて進退きわまったら、とりあえず動かず、しばらくそこでじっとしているのがいいのです。すると本当に少し落ち着いてきます。

*3:「お父さん」じゃなくても「神様」でも何でもいいけど。

*4:そういえば登山中、「難所」に出くわした際、「大丈夫」と繰り返しつぶやいていますが、これも一定の効果がある。

*5:そうした記事を書いてる人も別に高所恐怖症ではないようで、どこか他人事な感じがする。