物欲子(ぶつよくこ)のブログ

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(おもに)物欲ぶつよくの記

「岩石・鉱物標本100種」(東京サイエンス)を買う(その辺の石ころの正体が何だか分かったら嬉しくはないだろうか?)

岩石・鉱物標本」を持っている方、または欲しいかもと思っている方いないでしょうか?

興味はあっても、どうもマニアックで手を出しにくいと思っている私のような人もいるのではないでしょうか。

かなり悩んだ末、東京サイエンスの岩石・鉱物標本100種」を買いました。

①欲しかった理由

 

子供の頃、化石集めをしており、元々好きでしたが、この年になり、改めて面白いと思うようになりました。 

道を歩きながら、目にするそのへんの石(建材、庭の石、墓石などなど)

あの石は、何という名前なのだろうか?と思いながら歩いています。

その辺の石ころは、火成岩類*1、堆積岩類*2、変成岩類*3の大きくわけて3つのはずですが、それすらよく分かりません(確率⅓なのに)

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菊花石きっかせき (母岩は火成岩類の玄武岩げんぶがん)

石固有の名前なんて、当てること自体ほぼ無理。

でも、その辺の石ころの来歴が分かったら(石がいつ、どのように作られ、もともとどこにあったのか?)どんなにか嬉しいことでしょう。

数千万年や何億年というとんでもなく長い時間を想像するだけでも楽しいことです。

 

②やはり実物をみないと。で、「岩石・鉱物標本100種」を購入してみる

 

といっても何を買っていいのやら。

何が初心者向けに最適な「鉱物標本」なのか、まるで分かりません。

10種類くらいのにしておけば良かったかもですが、欲が出て100種類のが見てみたくなりました(色エンピツ状態?)

岩石標本(岩石標本100種) /3-657-08

岩石標本(岩石標本100種) /3-657-08

  • メディア: Tools & Hardware
 

上の商品は55000円を超える値段で、さすがに高価。下の商品を買いました。

岩石標本(岩石・鉱物標本100種) /3-657-10
 

上下で何が違うかというと、上は「岩石100種類」。

下は「岩石50種類+鉱物50種類」という石のセットの違い

岩石と鉱物の違いは、鉱物は純粋な物質(硫黄とかコハクとか)、その鉱物の集合体が岩石ということでした。それすらあんまりわかってなかったー。

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実際の標本

届いた実物をみて、(うわー、凄い。化学の実験室みたいだー)と。これがあるだけで部屋が一変する感じです。

石には1つ1つシールが貼ってあり、箱の表示を見ながら確認していきます。

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石の名前が書かれている  漢字の羅列で覚えづらいけど

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①番「黒雲母花崗岩」(火成岩類)

岩石・鉱物標本100種のセット内容】

岩石50種類

 ・火成岩類25種類 ・堆積岩類14種類 

 ・変成岩類11種類。

鉱物50種類

 硫黄、自然銅、石英、水晶、めのう、方解石、蛍石などなど(書ききれず)

石のサイズ

 縦2cm×横2.5cmサイズ位が多い

 粉状のものはビニール袋に

木箱のサイズ  

 32cm×32cm

重さ  

 木箱を入れて1.6kg(石だけなら500g)

販売元 

東京サイエンス」(化石・岩石・鉱物標本の専門店)

1個1個はミニサイズですが、綺麗な標本でした。写真で見てるよりはずっとためになります。

本当は、手のひらサイズが観察しやすくていい、とは思うのですが、大きい石を何10個も部屋に置くのはちょっと抵抗がある方におすすめです。

 

③本もいいけど(鉱物・岩石の書籍を少しだけ)

 

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学研の図鑑『美しい鉱物』522円

黒地に浮かぶ、タイトル通り美しい鉱物写真の数々。見てるだけでもウットリ。

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『日本の石ころ標本箱』2013 渡辺一夫

日本各地の川原・海岸などで石ころを拾い、石の素性を調べた労作。

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『日本の石ころ標本箱』154p 「標本箱」みたいな編集も◯

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『地球の石ころ標本箱』2016 世界でも石拾い

どの本も良本でワクワクするのですが、やはり、石はさわって持たないと、ということで本だけでは一生判別がつかない気がします。

 

最後に

 

残りの人生のお供にと、「岩石・鉱物標本100種」を買いました。

今は枕元に置き、寝る前に見て楽しんでいます。また、実際に買ったことで根拠の無い自信もついたりして。

マニアックでちょっと私にはと思っていた「岩石標本」ですが、この先、多くの発見を与えてくれるのではないか?と期待しています。*4

ということで以上、『岩石・鉱物標本100種を買いました』でした!

もし、「岩石標本」購入を考えている方の参考になれば幸いです。ではまた!

*1:マグマが固まった岩石。

*2:泥、砂、岩などが堆積して固まった石。

*3:高熱や圧、水などの影響を受けて変成し、違う鉱物を含むようになったもの。

*4:特に歴史を知るためには、「土地」(地形、地質、地象ちしょう)の知識は重要で、絶対知っていた方がいいと思うのです。