『角度について私が知っている2、3の事柄~いろいろな角度』①【安息角】【キャンバー角】【口角・顔面角】【ハイレグ角】【ダム式万歳】【電柱の支線角】【お辞儀角】
「角度」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?私たちが目にする角度には意味があったり、効果を発揮する最適な角度があったり、名前がついていたりします。今回は、気になる様々な角度を取り上げました。
- ①「安息角」
- ②「キャンバー(canbar)角」
- ③「口角」「顔面角」
- ④「ハイレグ角」「V字ネック」
- ⑤「ダム式万歳」135度
- ⑥「電柱の支線・支柱の角度」(基本的に)25度・35度・45度
- ⑦「お辞儀」15度~45度
- 最後に
①「安息角」
上から砂などを落として、崩れずに自然と止まっている角度のことで(工学用語)、一般的に35度位をさします。
安息角 Captain Spriteさん /Link
アリジゴクの巣 Link
砂漠の砂山、工事現場、アリジゴクの観察などにも使える、絶妙バランスの角度です。
②「キャンバー(canbar)角」
タイヤの倒れ角のことで、外側に倒すのが「+(ポジティブ)キャンバー」、内側に倒すのが「ー(ネガティブ)キャンバー」です。たまに、鬼ネガキャンと呼ばれるヤン車を見かけることがありますが、-20度近い?タイヤに目がくぎ付けになったりします(走りにくそう!)。ちなみに、一般車でも「ー」を1度ほどとってたりします。
また、車いす競技(バスケ、テニス‥)のタイヤを倒した、いかにも制動力がありそうな車いすも思い浮かびます。これら競技用車イスのキャンバー角は-14度~-20度で、角度をとることで小回りがきき、コーナーが曲がりやすく、横方向が安定します。
(逆に角度の取りすぎは、タイヤが摩耗したり、操作が重くなったりします)。
③「口角」「顔面角」
「口角」、上げれば印象がよくなります。何度くらいなのでしょうか?
アノニマスさんで測ってみました(口の中心から口の端の角度でいいのかな?)
イケメン「アノニマス」さんたち Vincent Diamante - originally posted to Flickr as Anonymous at Scientology in Los Angeles, CC 表示-継承 2.0, Link
分度器をあててみると、25度位でした。
アルカイックスマイル Ricardo André Frantz (User:Tetraktys), /Link
BC570年頃の彫像の微笑も同じく20度位でした。がんばって20度上げをめざすかな?
「顔面角」の方は知らなかったのですが、口の突き出し度合を表していて、ペトルス・カンパー(1722-89)というオランダ人医学者によって提唱されたものということでした。
横から見て眉間ー前歯辺りのラインと、耳の穴ー鼻の下ラインが交差する角度らしく、例えばゴリラは55度、日本人は85度など、角度が小さいほどあごが出ているということになります。
④「ハイレグ角」「V字ネック」
ハイレグ Don Le , /Link
「ハイレグ角」なんていう名称はもちろんなく、角度も定まってはいないでしょう。でも気になります、いったいどれ位なのでしょうか‥?画像などをみると30度以上?(いくらでも細くはできそうだけど‥。)
Tシャツなどの「Vネック」 。これも気になって、自分のTシャツを測ってみると、90度でした。こちらもいくらでも狭くできそう(逆に広くとれば、開放的な雰囲気・気持ちに?角度を変えることで、気分も変わるものなんですね)。
⑤「ダム式万歳」135度
4月に放送された『タモリ倶楽部』で「ダム式万歳」というものを紹介していて、「ダムが岩盤に食い込む角度が135度だから、その角度に足を開きバンザイをする」という説明をしていました。このダムが岩盤に食い込むがいまいちぴんとこなくて、誰かに説明してもらいたくて悶々としています。
135度はどこにあてはまるのでしょうか?(ダムが安定する角度が135度という話ですが‥。)
⑥「電柱の支線・支柱の角度」(基本的に)25度・35度・45度
写真の電柱の右側に入ってる線が「支線」です。電柱が倒れないように引っ張っています。この支線のもっとも安定する角度(赤)は45度ですが、支線・支柱を入れる場所をとれないことも多く、25度・35度という狭い角度で入っていることも多いものです。
綺麗に45度でスパーンと入っているのをみると、ちょっと嬉しく感じます。
⑦「お辞儀」15度~45度
マナーで目にするお辞儀角 Asanagi /Link
45度ですらキツイのに、昔の直角90度のお辞儀はいったい?しかも何だか異様である!
最後に
‥ということで、色々な角度を見てきました。私ごとですが、以前の職場は三角関数を多用する職場で、あまり理解しないままに仕事をしていました(理解しなくともフォーマットや公式があるのでできることはできる)。
三角関数や角度が、自分の仕事に関係するなんて、学生の時は思いもしませんでした。建築や測量・設計の分野以外にもまだ出くわすことがあるのでしょうが、「気になる角度」をこれからも探していきたい、と思っています。
‥というわけで、『角度について私が知っている2、3の事柄~いろいろな角度』①でした!以上です、ではまた!*1
*1:門外漢な私が色々な角度を取り上げました。間違い・不正確などあるかと思います。ご存じでしたら、教えて頂けると幸いです。