「あの人上品だね」の上品ってどういう意味なんだろうね?(誰でも「上品」になれる簡単なキーワードが1つある)
「あの人って上品だね」などと会話に使われる「上品」ですが、その雰囲気に対しての漠然とした印象で、根拠があいまいな言葉です。
上品にみえる何かがあるなら、それを知りたいと思うのですが、今回は「上品」についてと、上品になる方法をみていきたいと思います。
①上品って言葉、あいまいすぎ
上品とは何か?と聞かれたら、困るだろう。
思わず「品があること」と答えるが(辞書の意味もこれ)、その「品がある」だってあいまいだ。*1
一応自分なりのイメージはある。
「上品な人」という言葉は、全体の雰囲気に対して使うが、そこには手入れされた外見、相手への気づかいある行動・会話。やり方がスマートで落ち着いている、といったことが存在している。
確かに、この通りに振舞えば「上品」になれるかもしれないが、どうもふわっ、としている。
まだ漠然としているから、するのも難しい。もう少し分かりやすくはならないのか?
②上品な人の特徴とやらを見てみた
参考にしたのは下記サイトである (「上品な人」で検索すると同様のサイトが多くみつかる)。
ここには、上品な人の特徴(服装・メイク、背筋ピン、ボディメイクをする、食事マナー、言葉使い、大口開けて笑わない、字がキレイ、挨拶、整理整頓、大きな音をたてない、気配り、心遣い、立ち居振る舞い,清潔感、声量‥)が上げられていたが、何だか萎えてしまった。
14個いちいち念頭にあったら、疲れちゃうよ!もっといい方法はほかにないだろうか?
③上品の一部は「丁寧」である
ここからは、身近なところで「上品なワンピース」について考えた。
(よく検索されている言葉だから、選んだのだが。)
Hands off my tags! Michael GaidaによるPixabayからの画像
人ではなく、もので考えてみよう
しっかし、上品なワンピースって、ほんと何なんだろうね?*2
そうしてあれこれ悩む中で、「丁寧」というキーワードが頭に浮かんできた。
あっ、これだ!上品には丁寧の要素があるはずだ!それならふだんやってることを「丁寧」にしたらどうだろうか?
◯「丁寧なメイク」(雑なメイクよりは確かに上品だ)
◯「言葉使いが丁寧」(みんながわかる上品の例である)
◯「トイレを丁寧に使う」(そりゃ品がいい)
◯「丁寧な会話をする」(感じがいい)
今までやってたことを全部「丁寧にやる」のだ。たったこれだけで、かなり上品度が増すはずだ。なぜなら、丁寧は上品の一部なのだから。
しかも、ハードルが低いのもいい。
文字だって「上手に書こう」なんて思わなくてもいいのだ。
「丁寧に書こう!」で。結果、美しい文字になるし、上品に近づくはずだ。
人よりも「上品なもの」を考えた方がわかりやすかった EmDee , CC 表示-継承 3.0, Link
「わたし普段から丁寧です」という人ももちろんいるだろう。
でも、全てのことにたいして、丁寧にできているものだろうか?
自分や知り合いに対しては丁寧でも、他人には丁寧でないかもしれない。起きたばっかりなんて、丁寧とか無理だし、丁寧にできてない部分はいくらでもあるはずだ。
④唯一、上品にできないものもある
と考えてきて、唯一、今さら上品にできないものがあることに気がついた。
それは、顔と体だ。
美しい上品な手指。均整のとれた美しい骨格。気品のある顔。
持ってる人は持ってるが、私のように持たざる人もいるだろう。
生まれつきの身体は今さらかえられない。顔・体を後から上品にというのは難しいので、結局、それ以外で補うしかないのだ。
(遺伝子段階で、顔・体の造形が丁寧に作られてるなどと言ったら、怒られそうだけど)
最後に(丁寧にやるということが上品につながる)
というわけで、「上品ってどう意味?上品になるには?」というテーマをみていく中で、「丁寧」というキーワードをみつけました。
丁寧は上品を構成する1部分であり、自分に対しても他人に対しても、丁寧に振舞うことで上品に近づく。
また、この「丁寧」という単語は、チャレンジのハードルを下げる良い言葉でもある。
「人前でうまくやろう・いいとこ見せよう」とした結果、焦って失敗するなんていうのにも丁寧は有効だ。
「私は丁寧にやるだけでいい」、とあがる自分に言いきかせる。
ハードルが下げられた分、かなり平静にできるし、上品にもみえるはずだ。
この方が一番の上品であるかもしれない 定朝(11世紀), Link
ということで、以上、『上品ってどういう意味?誰でも上品になれるキーワードがある』でした!ではまた!