「鳥居のかたちの矯正箸」【大人の練習箸 Training Chopsticks for you】(J-kanji)
私は箸の持ち方が少しおかしくて、親指が立っちゃってるタイプです。先日、鳥居のかたちをした珍しい矯正箸を見つけました。今回はその「大人の練習箸(Training Chopsticks for you)」を紹介したいと思います。
最近は昔に比べたら、箸の持ち方が違う人も多いかな?と、仲間が増えたことをちょこっと喜んでいます。いい大人がもちろん恥ずかしいのですが、今から「持ち方」を矯正するのってかなり大変。正しい持ち方にすると、急激にスピードダウンでごはんが食べれずイライラ。「あー、もういいっ」となったりするわけです。
「矯正箸」も色々な商品が出ていますが、どうせ使うなら、見た目が楽しくて愛着が持てるといいなぁ、と思っていました。
そんな中、「鳥居型のお箸」はまさに自分好みのお箸でした。
朱色の鳥居は、明神みょうじん鳥居で心をくすぐるグッズ。
鳥居に引かれて(少し高いかな、と思いつつ)、買ってみました。
【値段】1500円 カラー:赤・紺・緑
【商品名】『大人の練習箸(Training Chopsticks for you)』
買える場所は企画元の下記サイトに記載がありますが、主に東急ハンズや観光地で買えるようです(愛知県は「東急ハンズ名古屋店」だけでした)。
この「J-kanji」さんのサイトをみると、「日本文化を海外の人に知ってもらおう」という、印鑑や千社札など日本的商品を手がけられている会社さん、ということも分かりました。
「大人の練習箸」の説明を読むと、「海外のお客様向け」「これで簡単にお箸が使えるようになります!」とあり、なるほど、外人さん向けの商品なのか、と納得をしました。
使い心地
① 箸と箸の間がきちんと取られていて、つかみやすい。
100均で売られているシリコン製の同じような商品に「くまちゃん」があるのですが、「くまちゃん」は幅が短く、やりづらい(子ども用?)。箸と箸の「あいだ」がきちんと取られていることはけっこう重要です。
また、重厚でしっかりとしたお箸(さすが1500円)。
②シリコンキャップと箸が外れ、形がシンプルで洗いやすい。
箸と連結部分が一体化した商品もあるので、パーツが分解できる方が洗いやすく、清潔感もあるなという印象でした。
実験「イライラお豆つかみゲーム」
箸を買ったついでに、以前からやってみたかった「お豆つかみゲーム」を100均で買ってきました。これは、箸下手がやってみたいことなのです(笑)
入っていた短すぎる箸にビックリ。長さ14cmはかなり短く、大人はさすがに使いづらい。
これを「鳥居箸」で挑戦です。
‥やってみると、『イライラおまめつかみゲーム』は思ったより簡単!
(あくまで小さい子の「おもちゃ」で、正しい持ち手で食事をする方が何十倍もイライラかも‥。)
最後に
「鳥居箸」、意外とよかったのです!本当に使えるようになるかもしれません。
鳥居の形が個人的に嬉しいので、頑張って続けようと思います。
‥ということで、『鳥居のかたちの矯正箸』でした!以上です、ではまた!
【幽霊の色】 『茶色の下半身だけの女性』『コンクリ壁の中から聞こえる男性のうめき声』
前回ブログの続きです。『黒い霊』をみる1年位前に見た「茶色の霊」の話を書いていきます。茶色という色には意味はあるのでしょうか?また同じ施設で体験したコンクリ壁の中から聞こえた男性のうめき声についても書いています。
272447によるPixabayからの画像
当時、私はとある商業施設の中のお店で働いていました。この「商業施設」には、幽霊が出るという噂がありました。それは戦中の「名古屋空襲」で、この辺りでだいぶ人が亡くなったから、ということに因るものでした。
(実際、6月のある日の「空襲」で1000-2000人ほどの人が亡くなったといいます。この「空襲」で標的にされたのは、この商業施設のすぐ南にあった軍需工場群でした。現在は「慰霊碑」が建てられています。)
私は「何十年も昔の話」「そもそも幽霊を見たことがない」で、どこにでもある話と思っていました。
しかし、早出の際、店の裏口で、真の闇にある店舗に照明をつけるのは本当に不気味で、早出が嫌で嫌でたまりませんでした(早出は1ケ月に1回くらいの当番制)。
真っ暗な中でスィッチを探し、店の照明がついて明るくなるまで、毎回ドキドキしていました。
お店裏側の方は、細長いバッグヤードになっており、通路と横並びの席が6~7席ありました。席はお店スタッフの事務・休憩用で、間仕切りで区画してありました。
このバッグヤード側にも照明をつけなければなりません。
バックヤードも闇だったので、同じ様に毎回、照明がつくまでドキドキしていました。
店→バッグヤード、と2回照明をつけるわけです。
また、この細長いバッグヤードの奥のどんづまりには、なぜか同僚の「お着物」が袖を広げた形で上から吊ってあって、これも不気味さを倍増させていました。
照明がつくまでがまんがまんで、どんづまり奥に吊るされた着物は極力見ないようにしていました。
このバッグヤードの席は固定ではなく、好きな席を使ってよかったので、私は(1番奥が静かでいい)と、どんづまりの奥の席を使っていました。
①コンクリの壁の中から聞こえる「うめき声」
ある日の早番のことです。
照明もつけ、掃除もひと段落。営業時間までまだ少し時間があったので、1番奥のそのどんづまりの壁にもたれかかっていました(その上には着物がある)。
あと数十分で開店なので、商業施設内にも曲が流れていました。
すると、壁の中から、「お‘おおぉぉぉ、お‘おおぉぉぉ」という男の人の低いうなり声がはっきりと耳の横で聞こえました。
私は驚いて振り返ってみましたが、後ろはただの厚いコンクリ壁です。
聞こえるはずのない場所なのです。その声は決して大きな声ではなかったのですが、驚くほどクリアで、はっきりと聞こえました。
意外にも恐怖心を感じなかったのは自分でも不思議でしたが、照明がついていたせいか、朝の9時過ぎという時間帯のせいだったからかもしれません。
あまりにはっきりと聞こえたことに驚き、後日、同僚のKさんにその話をしました。
(Kさんは仲のいい同僚で「霊感がある」という人でした。)
「奥の席?あすこ霊いるよね?〇〇ちゃん、なんであの席に座るのかと思ってた~」
と、Kさんに言われた時は心底ゾッとしました。
その時、Kさんに「なんて言ったの?なんて言ってた?」と、くりかえし聞かれたのですが、「うめき声。言葉にならない声だった」としか言えませんでした。
(このKさんに、当時、私が気に入って持ち歩いていた写真(ある人の写真。故人)を見せたことがあるのですが、「やだ!この人生きてる!死んでない!気持ちわるい、しまって!」と言われた時も同じようにゾッとしました。)
②【茶色の霊】「体が透けた下半身だけの女性」が歩いていく
さて、お店の裏口を出ると商業施設自体のバックヤードで、ここは通路になっていて、その先にトイレがありました。このトイレにも「幽霊が出る」といわれていました。
ある日、トイレに行こうと思い、通路を歩いていると、前を行くセピア色の半透明な女性に気がつきました。お腹から下だけで、上半身はありません。
スローモーションのように、ゆっくり軽やかに足だけが通路を歩いてゆくのがみえ、トイレの前で、その姿は消えました。
このセピア色の女性は、制服のようなスカートをはき、ローファーのような靴をはいて
いました(まだ若い女性?)。
時間にして2秒くらいのことだったと思うのですが、とてもゆっくりと感じられ、これも不思議と怖さはありませんでした。
(こちらにまるで気づいてない様子で、楽しそうな雰囲気すらあった。)
とても気になるこの「セピア色の霊」なのですが、なぜ茶色をなのか、そうした情報は今も見つけれていません(もしかしたら、茶色には意味はないのかもしれませんが)。
「霊」が半透明で透けてたり、全身ではなくパーツだけ見える、ということはよくあるのだそうです。
ふだん全く「霊感」のない私ですが、このお店にいた時にはこうした体験があり、不思議でした。先述のKさんいわく、「疲れて波長があってるんじゃないの?」とのことでしたが。
最後に
結局、自分が知りたかった「幽霊が茶色な理由」はまるで解明できずにいます。もしご存じの方がいたら、教えて頂けると嬉しいです。
「うめき声」の方は、実は壁の中からしたのではなく、あの時上に居たのかな?と後から、思ったりもしています(恐ろしい想像ですが、逆さであったとか)。
店の中にも「霊がいる」と噂されていましたが、見た同僚の話では足だけであったといいます。男性の霊で、「男性の革靴だけが店内を歩き回り、視界の端をチラチラと動いてた」ということでした。
この商業施設はもちろんまだあり、訪れるといわく因縁のあのバックヤードを覗いてみたい気になります。
‥ということで、「茶色の下半身だけの女性・コンクリ壁の中から聞こえる男性のうめき声」でした!以上です、ではまた!
「砥鹿とが神社」【古代日本の「占い」の神紋を持つ神社】【太占と亀卜の違いとやり方】(愛知県豊川市)
前回ブログで、菟足うたり神社に行った際、近くの三河国一宮「砥鹿とが神社」にもお参りしてきました。
この砥鹿神社で気になったのが珍しいご神紋(「亀甲に卜象」ぼくしょう)のことでした。
今回は、「亀卜きぼく」(亀の甲らを焼き、ひび割れで吉凶を判断した古代の占い)を彷彿とさせる、この面白い紋について調べました。
「砥鹿神社」のおもしろいポイント
①神体山の「本宮山ほんぐうさん」と、山頂にある「荒羽々気あらはばき神社」*1
②創祀以来、「草鹿砥くさかど家」が代々の神主を務める。
③立地(神社が豊川の河岸段丘の縁へりにあり、高低差を感じる場所)
④ご神紋「亀甲に卜象ぼくしょう」
‥と、面白いポイントがある砥鹿神社ですが、今回は以前から気になっていた④についてみていきます。下は砥鹿神社のご神文です。
亀の甲羅にひび割れという、いかにも亀占なデザインが興味深いです。
しかし、私がひび割れと勘違いしていたのは、実は「町型まちかた」とよばれる焼き入れの目印になるものでした。*2
町方を墨で書き入れたり、甲羅に彫ったりして刻み、このラインに沿って火をあてていくもので、①下から上 ②中央から左 ③中央から右をくり返すなど、焼いていく順番にも各地で違いがあったそうです。
「太占」と「亀卜」の違い、やり方
歴史の授業の最初の方で習うあの「太占ふとまに」や「盟神探湯くかたち」ですが、実際に見ることはまずありません。
両方とも神意を問う古代日本の占いですが、実際にどのようなものであったのか?
「砥鹿神社」にお参りしたのを機に、「太占」と「亀卜」の違い、やり方などについて調べました。
『太占』「太ふと」は美称。*3
◯シカの肩甲骨をつかう
◯現在の神事ではほぼ加工せずだそうですが、昔はたんざく形(12-15cm×1cm程度)に成型することもあったそうです。
◯焼いた錐きりで刺したり(通り具合で占う)、直火にそのままくべたり、「指火木」というもので焼いたりする。
◯弥生時代に伝来。
『亀卜』
◯ウミガメの腹甲・背甲を数か月~数年乾燥させたもの(アカウミガメが多い)
◯甲ら両面を削り、なめらかにする(厚さは数㎜程度)
◯24cm×10cmの形や将棋の駒形に成型など。
◯「ははかの木」(桜の木の一種)で火をつける
◯中国の殷の時代に盛んで、日本には古墳時代後期に伝来。
なるほど、伝来した時期が違うわけです(太占のほうが古い)。
また、成型するのは火の通りをよくするためもあり、占い数が多い場合はその方が効率的だったでしょう。
「亀卜」のやりかた
「太占」と「亀卜」は現在でも、神社や宮中で神事として行われています。
東日本の数社で「太占」。宮中神事などで「亀卜」が行われていますが、これら神事や文献、出土品を見ていくと、そのやり方には違いがあるようです。
やり方の例
①カットして磨いた「甲ら」に方形に穴を掘る。
②方形の内側に「町方」を刻む(または墨で描く)
③「ははかの木」に点火し、押しつけて焼く(焼く時に『呪文』を唱える場合もある。「ト(下)ホ(上)エミ(右)カミ(左)タメ(中央)」など)
④順番通りに焼く(くり返す)
⑤ヒビが入ったら、水をかけて消火。
⑥焼いた側と反対側の「甲ら」をみて判断。
実際の占いの判断
ひびの読み方は、時代や場所でそれぞれだったようです(既に失われたものも多い)。
(例 「ひびが多いと〇〇」とか、「ひびが左に曲がると〇〇」とか。)
最後に
やはり最初は、動物を焼いて食べてたところから始まったのであろう、と思われる太占ですが、モンゴルには今でも「動物の骨占い」があるそうです。
太占と同く、肩甲骨を使うというところもそっくりで驚きますが、モンゴルでは肩甲骨は「力」の象徴とされる大切な部位であるといいます。
(共通項を探して、世界の「骨占い」などを1度調べてみると面白いかもしれません。)
また今回調べる中で、占部さんと卜部さんの名字の違いについても面白いことがわかりました。
◯占部さんは、ご先祖が「獣骨占い」に従事。
◯卜部さんは、「亀卜」に従事。
という違いから用いる字が異なるようです。知り合いの卜部さんは亀占いの方なのか、と思ったり。
しかし、まだ分からないこともたくさんあり、今後の課題です。
例えば、砥鹿神社の神紋はいつから使われているのか?
(室町時代位なのかな?とも思うのですが、これももう少し資料を探さないとはっきりしません。)
また同じ神紋をもつ神社に、「事任ことのまま八幡宮」(静岡県掛川市)がありますが、こちらもぜひ現地に行ってみたい、と考えています。
‥ということで、『砥鹿神社 古代日本の占いの神紋を持つ神社』でした!以上です、ではまた!
「岐阜の水うちわ」すきとおる繊細なうちわ(住井冨次郎商店)(安藤商店)(家田紙工)
半分透けている涼感のあるうちわ・岐阜の「水うちわ」を2種類買いました。
購入した水うちわと買える場所について載せています。
①購入した水うちわ
水うちわは和紙(雁皮紙がんぴし)を使った伝統工芸品で、明治時代に岐阜の鵜飼観光のお土産として広まったといわれます。
上は「住井冨次郎商店」さんで購入したもので、鮎の泳ぐ姿や色使いがなまめかしく、とても岐阜らしい図柄だな~と思っています。
岐阜のうちわ業者は明治30年代には20軒以上あったといいますが、専業は今、この住井冨次郎商店さんだけなのだとか。
また、この住井冨次郎商店さん以外でも水うちわは買うことができ、
下は同時に購入した「安藤商店」さんのものです。
こちらも涼感があり、貝尽くしの図柄は夏にぴったり。竜宮城みたいなデザインが素敵なものです。
今回買った2つの水うちわは軽くて繊細、とても綺麗なものだな~という印象でした。
風を送るという実用性にくわえ、あおぐ姿を美しくみせる意図もあったんだろうなと想像しています。
②買えるお店3つ
「住井冨次郎商店」
住所:岐阜市湊町46 営業時間:9:00~18:00 無休
岐阜市の観光地・川原町かわらまちの中にあり、散策次いでに古い町屋のお店を覗くことができます(サイトからの購入もできます)。
昔ながらのレトロな図柄が魅力で、少しお値段が安いのも嬉しいです。
「安藤商店」
住所:岐阜市梶川町7
1921年(大正10年)創業の’岐阜提灯’のお店で、水うちわのラインナップもあります。
安藤商店さんのは、女性好みな華やかでカラフルな色使い、デザインに富んだものが多く、見ていてときめくようなうちわばかりです。
※安藤商店さんは、川原町カフェ(岐阜市川原町)をオープンされており、水うちわなどの雑貨をここで見ることができます。
「家田紙工」
住所:岐阜市今町3-6
「家田紙工」さんは上品で洗練された今ぽいデザインも多く、とにかくお洒落。少しお値段のはるものもあります。
※上記の家田紙工さんのHPでは直接買うことはできず、【水うちわをご購入いただける店舗一覧】で買える場所を確認することができます。
最後に
水うちわの風情って本当に素敵なのですが、艶っぽい和服美人が持つイメージもあり、長く買うのをためらっていました。しかし、部屋に飾ったり、もっと自由に楽しんだらよかったんだなと今回あらためて思っています。
興味があれば、ぜひ水うちわ、手にとってみてみて下さい!
というわけで、以上、『岐阜の水うちわ すきとおる繊細なうちわ』でした!ではまた!
【追記】6/18(2020)
ブログの記事をみて連絡をくださった「 fanfanうちわ」さんのヤフーのサイトもはっておきます、水うちわを買えます。また、「fanfanうちわ」さんのツイッター・インスタで水うちわの綺麗な写真も楽しめます!
『北斗の拳 いちご饅頭』【満面の笑みで魅せる「聖帝サウザー」のおまんじゅう】(末廣軒)
先日、「北斗の拳」の外箱につられて「北斗の拳 いちご饅頭」というお菓子を買いました。その外箱に描かれた人物とは「聖帝サウザー」。箱館恋いちごとやらを手に満面の笑みの彼に、戦闘中の険しい表情を思い出し、ギャップにやられてしまいました。
絵の背後にあるそびえるピラミッドに、「あぁ、あのお師匠さんのためにピラミッド作ってた人かぁ」と気づきました。
悲しいことの多い人生だっただろうに、それを払拭するいい笑顔が嬉しいです。
さて、味ですが、正直な感想は「うわー!すごいイチゴだー!」でした。
ぷちぷちとしたいちごの練りこみが濃厚なあんこ。贅沢に惜しげもなくいちごを使っているのが分かります。甘さもほどよい(甘いことは甘いけど、甘すぎず)。
あんにぎっしり苺がつまってる分、腹持ちもいい。おいしいです!
ジョリクレール
(私は近所のスーパーで買いましたが)、この「いちご饅頭」が買えるサイトをみてみると、「ジョリクレール」という名で、和菓子屋「末廣軒」さんの洋菓子部門ということが分かりました。
ここで気づいたのですが、以前この「ジョリクレール」のお菓子をもらったことがあり、それが異様に美味しかった。頂いたその美味しいお菓子の名前は「モナスク 箱館奉行所」といい、いかにも北海道なデザインも印象的でした。もちろんサイトでも買えます。
今回の「いちご饅頭」の件で、改めて「末廣軒」・「ジョリクレール」さんの北海道らしさ・インパクト、パンチのある商品開発に感心しきりでした。これからも北海道の雄「ジョリクレール」に期待したい!
最後に
「いちご饅頭」を食べながら、旦那さんとの会話。「聖帝サウザーって、挫折がお師匠さんの死しかないのに、なんであんなにおかしくなってしまったんだろう?心が弱すぎでは?」と私。
だんなさんいわく、「自分の手で殺したから、悲しみが深いんだよ!」とのこと。
(えぇ‥。それだけであすこまでおかしく‥⁉)と思った私ですが、私の感覚がおかしいのか。
人は理解できるできないに関わらず、聖帝サウザーのエピソードにひきつけられるものなのかもしれません。
【幽霊の色】 夢の中に現れた「黒い人のかたちの霊」
今回は、自分の体験した「霊」の話と疑問について書いていこうと思います。
幽霊の話、怖いものみたさでたまに検索をする位に好きなのですが、私自身はまるで霊感はありません。ただ、昔体験した霊(のようなもの?)の記憶は鮮明で、「あれはいったい何だったのか?」といまだに考えています。
2つの出来事を書いていきますが、今回は1つ目。「夢の中に現れた黒い霊」の話です。
『黒い人のかたちの霊』
昔、1人暮らしをしていたアパートでの話です。そこは、築20年くらい(?)の少しぼろいアパートでしたが、安かったし、諸条件も良かったのでそこに決めて住み始めました。
(正直、入居する時にちょっと気味の悪さはあったのですが(建物や設備が古いせいだろう)と思い、何ごともなく最初の1年が過ぎました。)
ある日のことです。私は布団を敷いて、いつものように部屋で寝ていました。
すると、部屋の角の上の方に(自分から見て左上のすみでしたが)「黒いもの」があることに気がつきました。
黒いものを見ると、それは「人のかたち」をしていて、どういうわけか「男性」で「サラリーマン」であるように感じました。
(そう感じた理由は、まるでスーツのような、カクカクの線のシルエットと怖ろしい雰囲気としか言えないのですが。)
目鼻などはなく、一面黒塗りのくっきりとした「人形ひとがた」でした。
しかも、喉のところに鮮やかな赤色の太いラインが入っています。
(私は気づいてしまったことに「どうしよう、どうしよう」と焦るのですが‥。)
ふと気がつくと、(当時の職場の同僚の)「Ⅰさん」が布団の横に正座をして、私をじっと見ていました(これも「夢」の中のできごとです)。
Ⅰさんはまじめな顔で、「考えてはいけない。考えるとくるよ。」とそっと私に話かけます。(でも私はパニックで、その間もどうしようどうしよう、と動揺しつづけていました。)
Ⅰさんとの会話から時を置かず、部屋の上のすみに居た「黒い人形」がババッと跳んで、私の顔の上に覆いかぶさってきました。
そこで「ぎゃっ」となって、バッと目が覚めました。
あまりの恐怖にはね起き、すぐさま電気をつけ、自分の部屋を見渡しましたが、もうそこには何もありませんでした。
「夢」とは一言でかたづけられない恐怖を感じて、それから1ケ月くらいは「帰宅恐怖症」になってしまいした(その後、寝る時に電気を消すことはなくなりました。消すのが怖くて…。)
それ以降、このアパートで異常を感じたことはありません。「黒い人形ひとがたの霊」は、この時一度きりでした。
(ちなみに話にでてきた同僚の「Iさん」は、少し霊感のある方でした。)
『霊』の色について
この夢以降、私は「霊の色」について興味を持つようになりました。「霊」について書かれた記事を読むと、
【黒】 悪霊や動物霊に多く、執念のある霊
【赤】 警告・敵意・攻撃性をもった危険な霊
【白】 比較的安全な霊
【紫】 神様や高貴な霊
などの説明があり、「黒い霊」はどこをみてもよくないと書かれていました。
「黒い霊」の情報を探すうちに、『【霊?】アナタに近づく【黒い人影】その正体・防御方法とは』(『うらない師と弟』)というブログに書かれた「黒い人影が夢に出てくる場合」というケースを見つけ、(まさにこれだ)と思いました。
もちろんそこには、よくないと書かれていて、そしてさらに(夢の中でなく)家の中で実際に黒い人影を見た場合、「悪霊の可能性があり、危険」と書かれていました。
(まだ夢でよかった~と胸をなでおろすことに。)
最後に
「幽霊の話」は結構あるのですが、幽霊の色についてを解説したものはあまりなく、意外と探せないものだなぁ、と感じています。
それに黒い霊の喉に入った赤い線。あれは一体何だったのでしょうか?
今もあのアパ-トはあるし、現在の101号室に住んでいる人に「何か変わったことないですか?」とちょっと聞いてみたい気もするのです。
2つ目の「霊」の話は、また今度書こうと思っています。2つ目は、黒赤白紫の「霊」の色とはまた異なる色で、これもずっと気になっています。
‥ということで、 『【幽霊の色】 夢の中に現れた黒い人のかたちの霊』でした!以上です、ではまた!
【菟足うたり神社】生けにえの伝説と「風かざ祭り」について(愛知県豊川市小坂井町)
豊川市にある菟足神社という古い神社に行ってきました。現在はいたって普通の神社ですが、神社にまつわる生けにえの伝説や祭礼「風祭り」、そのほか面白いポイント(境内はうさぎ尽くしだったり)について書いていきたいと思います。
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①菟足神社の面白いポイント
いくつもポイントがあります。
①古い歴史。675年、秦石勝(はたのいわかつ・渡来系氏族)によってこの場所に祀られた。*1
②生けにえ伝説があり、今も「風祭り」になごりがある。
③風祭りで売られる「風車のおもちゃ」が古風で面白い。
④兎にちなみ、境内にはうさぎモチーフがたくさん。
⑤『徐福じょふく伝説』がある。
⑥旧東海道ぞいにある。
⑦このふきんは貝塚や遺跡が多く、古代から人が居住する場所だった。
②菟足神社の立地
上記のように見所ポイントがたくさんある菟足神社ですが、立地についてもう少しみてみます。
菟足神社のあるあたりは豊川とよかわの河口で、昔は社の前を川が流れていました。*2 穏やかな内海に面し、陸路も通り、気候も温暖で恵まれたこの場所は、古代から人が居住する場所でした。
そして、豊川が流れる川境という立地から、三河と遠江の国境となり、その地名「小坂井こざかい」にもその名残りをみることができます。また旧東海道は、この神社の前を通っており、道の分岐(豊川稲荷方面、姫街道方面)も近くにあったことから、交通の要衝として栄えた土地でした。
③菟足神社の伝説
菟足神社には2つの伝説がありますが、1つ目は動物のいけにえの話。2つ目が人間のいけにの話になります。
①『今昔物語』*3
三河の国司・大江定基が、菟足神社で行われる「風祭」のようすを見てショックを受け、「ただちにこの国を去ろうと思った」という話。
当時の風祭は、生けにえの猪を生きたまま切り裂いていたという(味がおちないようにか?)。それを見た定基はツラくなり、出家を決意する一因となったという話。平安時代には、このように猪を捧げていたようですが、江戸時代になると、現在と同じくスズメ12羽に変化しています。
お供えが変わったとはいえ、平安時代から続くこの祭りは、毎年4月の3日間行われます。
初日、近くの神社へ出向き、境内で矢を2本放つ「雀射初すずめいそめ神事」。2日目の「雀射収いおさめ神事」と続き、神事もたいへん珍しいもの。*4
祭り最終日の「雀献供すずめけんく」では、宮司が雀12 羽と白酒と醴(あまざけ)を神様にお供えするそうで、これは他の人間が見ることは許されない神事だとか(今でも、本物の雀をお供えするのかを聞いてみたい)。
②『子だが橋の伝説』
風祭前日の早朝、境にある小橋を1番最初に通る若い女性をとらえて、生けにえにする習わしがあったという伝説。
ある年、生けにえ調達役の男性が若い女性を捕らえると、それは里帰りしてきた自分の娘であったという(自分の子供を間違えるものだろうか?とは思うが)。しかたなく、我が子を菟足神社の生けにえにさしだし、それ以後、その橋を「(自分の)子だが橋」と呼ぶようになったという。*5
菟足神社と『風祭』
住所:豊川市小坂井町宮脇2 ご祭神: 菟上足尼命うなかみすくねのみこと
神社の創始:675年?
祭礼日:4月第2(金)、土日
「風祭」は、荒れた海や風がしずまるよう祈念する祭り。海が近いことも関連している。
最後に
‥というわけで、今は普通の神社にみえる菟足神社の歴史・伝説・立地についてみてきました。やはり興味をひかれるのは、昔話の人間の生けにえが本当にあったどうかですが、個人的にはどちらかというと否定的です(仮にあったとしても極めて稀なことだったのでは?)。
動物の生けにえについては、遺跡から出土する牛馬の骨や、諏訪大社(長野)の「御頭おんとう祭」など*6 でみることができます。
しかし、人間については生けにえがあったことを示す確かな物証がない(遺骨が出てもいけにえかどうかまで分からない)。伝説・伝承の域を出ないのです。
結局のところ、確かな物が出ない限り、本当のことはもう分からないのかもしれないなと思いつつ‥、以上、『菟足神社 生けにえの伝説と風祭りについて』でした!ではまた!
『飛騨街道 旅がらす』【股旅三度笠の衝撃的ビジュアルの最中】(まるでん 池田屋)
以前、飛騨高山でみかけたまるでん 池田屋さんの『飛騨街道 旅がらす』というモナカをお取り寄せしました。股旅三度笠スタイルの衝撃的なビジュアルが忘れられず、ずっと心にあったお菓子です。
中を開けてみます(カパッ)。
うーん、すごい。
なぜ、ここに行き着いたのか?ぜひ、商品開発秘話を教えて欲しいくらいです!
いやぁ、すごい。
最中の体長は約11cm。ちょっとこけしに似てるので、立ててしばらく飾っておいてもいいかもしれません。
食べてみましょう。
あれっ、三度笠さんどがさがかんたんに取れた!(のってるだけだ)
ここで、この『飛騨街道 旅がらす』最大の謎を思い出しました。
この旅ガラス、人間なのだろうか?顔をみると犬のようであるが‥。
(最初はてっきりカラスだと思っていた。)
三度笠で顔がみづらかったからなのですが、取った後でもよくわかりません。何でしょうね?ほんと。
人型になるまで分解したあと、また元に戻して食べてみます(ぱくっ)。
普通に美味しい最中でしたが‥、最初に頭だけ食べたら、当然あんが入ってないので悲しい味がしました。1つ改善するのなら、体にはまんべんなくあんを入れた方がいいのではないか‥と。
池田屋さんのサイトをみるとこの『飛騨街道 旅がらす』は、「2016年度 全国お土産グランプリ 各国審査員賞(アメリカ)受賞」とあります。
そりゃぁ、アメリカ人もやられるでしょう、このビジュアルに(笑)
…ということで、『飛騨街道 旅がらす 股旅三度笠の衝撃的ビジュアルの最中』でした!以上です、ではまた!
『クレームの美学』という夢をみた
夢をみました。わりと鮮明だったので、起きてメモってまた寝ました。
もう一度起きて「メモ」を見ると、クレームの美学と書いてあります。
「???」
そのほかのメモとおぼろげな夢の内容から思い起すと、ストーリーのある夢ではなく、夢の中で思ったことのようでした。
「クレームは鶴の一声のように、核心をついて、ささっと終えなくてはいけない」「ネチネチとしつこく、いつまでもやってはいけない」
クレームという言葉は悪くきこえるけれど、クレーム自体は決して悪いことではない。
(考えの違いなどがあるのは正常なこと)。
クレームが悪いのではなく、問題はクレームの出し方にある。
「クレームの出し方に美学がある」
…という、夢の内容を思い出すのに少し時間がかかりました。
へんなゆめだなぁ!
ちなみに、鶴の一声ひとこえは「有力者・権威者が発する一言」の意味だと、今回調べて分かりました。
すると、「核心をつかない・端的でない発言」でも、上の人が言えば「鶴の一声」なのか。誤解していました!わたし。
‥という夢を見た、という話でした。以上です!
「アサリを茹でるのが怖い(アサリの酒蒸しなど)」【疑問 】「アサリはどこで絶命をするのか?」「亀は亀の甲羅を取ると死ぬのか?」
タイトルどおり、私は「あさりを茹でるのが怖い」です。何が怖いかって、「フライパン」の中で熱に耐えきれず、次々と口を開けていくあさりの様子がなにしろ怖い。自分の手でまるで小さな小さな地獄を作っているみたいで。
あれは、かなりの残酷な光景だと思うのですが、そういう意見を今まで聞いたこともありません。スーパーで死んだようになっていたあさりを砂抜きで復活させ、だまし討ちのように火にくべる自分の冷静さもこわい。何しろ怖い。
- そもそも「あさりの酒蒸し」デビューが遅かった
- 【疑問①】『アサリ』はどこで絶命をするのか?
- 【疑問②】亀の甲羅を取ると亀は死んでしまうというのは本当か?
- 最後に(あさりの酒蒸しが怖い問題は解決はしていないが)
そもそも「あさりの酒蒸し」デビューが遅かった
私は結婚するまでそんなに料理をしませんでした。だから、「あさりの酒蒸し」を初めて作ったのも数年前(わりと最近)。旦那さんがあさり好きなので作るようになりましたが、作っても自分が食べることはほとんどありません(そんなにアサリ好きじゃない)。
多分、最初にあさりをゆでた時、
「(ギャァァァー)なんだこの料理(困惑)」
という感想だったと思いますが、それから数年、まったく慣れることなく今にいたっています(実家でも食卓に出てきたアサリをただ食べてるだけだったので、実際の調理を見ていなかった)。
【疑問①】『アサリ』はどこで絶命をするのか?
あさりを茹でていると、ブチブチと「貝柱」が切れる音がします(いかんでしょ、あの音)。「熱で貝柱が変形を起こし、殻からはがれる音」といいますが、その時に絶命するのでしょうか?
貝柱が切れる前にもう死んでいるのか?
お酒や油をかけられた時点では大丈夫なのか?
いったい、どこであさりは絶命するのでしょうか?
私は「加熱のどこかで絶命。死後、貝柱が切れる」と思っているのですが、それを調べてもなかなか答えが見つかりませんでした。
そんな折、たまたま県内の水族館を訪れる機会があり、思い切って質問をしてみました。あさりはどこで死ぬのか?と。すると、
「どこで絶命するかハッキリとは言えないが、貝柱が切れる前にはあさりは死んでいる」。また「貝殻をとったら、その時点であさりは死ぬ」と教えて頂きました。
スッキリしました!ヘンな質問にこたえていただいて感謝感謝。
【疑問②】亀の甲羅を取ると亀は死んでしまうというのは本当か?
カラつながりですが、「亀の甲羅を取ると死ぬ」という話。
この疑問もあさりついでに調べました。
こちらはあっさりと分かり、「甲羅と背骨が一体化しているから」という理由でした。
Wikipediaの下から撮った写真が分かりやすいです(下の写真)。
ほんとうだ、甲羅と背骨が一体化しています。ダメですね。甲羅を取ったら、内臓が出てしまうのですね。背骨がなくなったら、歩けないだろうし、これはダメだ。
人間に近い分、あさりより分かりやすい!
今回、ちるっちさんという方のAmebaブログの記事『【閲覧注意】カメの死骸(一部、ミイラ化)』というミイラ化したカメの死体の観察記録がとても参考になりました。
自分には、カメの甲羅の構造を知りたくても、死骸をきちんと観察できる冷静さがないのがくやまれます。そんな度胸がほしかった。ちるっちさんが羨ましいなどと思う。
最後に(あさりの酒蒸しが怖い問題は解決はしていないが)
旦那さんがあさりを食べたい以上、結局、これからも私はあさりを殺し続けることでしょう(人には言えない悩みである)。
最後に「あさり寺」や魚の供養碑などについても調べてみました。
(あさりを供養した「あさり寺」。どこかにありそうですが、今回は見つけることはできず。)
魚の供養碑については、『魚類への供養に関する研究』(2010)という論文をみつけ、興味深く読みました。
その中で、国内には1100基以上の「供養碑」等が存在するということを知りました。
クジラ・ウミガメ・サケなどが多いようですが、「魚介類」という大きなくくりの碑もあります。個別で目についたのはラッコに真珠・アサリ・シジミ・ハマグリ・ナマコにカエル・ノリ・コンブ・ワカメ‥と種類豊富で、何でもあるなぁという感じでした。
正直、海藻まで‥という気持ちになりましたが、海藻は供養というより、感謝や養殖等の顕彰の碑ととらえた方がよいそうです。
昔から、こうした供養碑があるということは、自分と同じためらいながら生き物を殺す人がいたということでしょう。
同じ人がいたということを見つけれただけでも良いとし、そしてあさりをゆで殺すことにも慣れる必要はないのかもしれない、と思いました。
慣れきって何も感じなくなるほうが、もしかしたら怖いことなのかもしれません。
…というわけで、以上!『アサリを茹でるのが怖い』でした。ではまた!